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2006年3月1日(水) 20Dと同じようで同じでない30D

キヤノン・EOS 30D + EF-S 17〜85mmF4〜5.6 IS
 この30Dの正式発表を聞いてもっともガッカリしたのは「特集記事」を予定していた雑誌編集の人たちではなかったろうか。20Dの後継機種はオーバー1000万画素なると予想していて ―― じつはぼくもそう思っていたんだけど、ごめんねハズれて ―― だからニコンD200との“1000万画素ガチンコ勝負”を企画していたに違いない。これなら読者を呼び込める“おいしい企画”だよね。ところがフタを開けてみれば、なーんだ20Dとおんなじじゃあないか2.5インチ型液晶モニターやピクチャースタイル対応なんてはじめっから想定内のことでそうじゃなくて820万画素からいっきに1050万画素になってさあさあD200と真っ向勝負だっ、なんてできるわけではなかったわけであります。




 まあまあそうがっかりせずにと気を取り直して ―― とぼくじしんにもそう言いきかせて ―― 30Dを使ってみたら、いやはや驚きましたさすがキヤノンでありますね。このカメラなら売れるでしょうきっと。売れるようにウマーく作ってるんですよこれが。たとえば20Dのユーザーが、じっさいに30Dを使い込まないまでも手にして眺めてみるだけで、「欲しいっ」と思う (たぶん) ようにカメラが仕上げられている。いまぼくの手元にあるEOS 30Dはいわゆるベータ機種。製品版では画質の面で多少の手直しがあるかもしれないが、取り急ぎ30Dと20Dの画質の違いを知りたくて比較してみたところ、期待を裏切るほど同じだった ―― もともと20Dの画質が良かったんだから別にがっかりすることもないのだけれど。
 30Dを受けとる前にキヤノンの開発の責任者に「20Dに比べて画質は、そりゃあ良くなってるんでしょうね?」と聞いたところ、じつにあっさりと「いや、まぁ同じです、うふふふふ…」。その「うふふふふ…」があまりにも意味深だったので、てっきり、こりゃあ良くなってるに違いないと思い込んでいたのだけれど、手荒く比較撮影した結果はやっぱり「まぁ同じ」でありました。しかし、画質は「まぁ同じ」だとしても、30Dを総合的に判断すると、つまり画質や使い勝手や性能やらをひっくるめて30Dを眺めてみると20Dよりも、ずっとずっとバランスのとれた良いカメラに仕上がっていましたよ。これが15万円ですもんね、売れるわけだ。

2006年3月2日(木) 

2006年3月3日(金) 30Dの不思議いっぱい

キヤノン・EOS 30D + EF-S 17〜85mmF4〜5.6 IS
 EOS 20Dの発売からこの30Dまで約1年半。発売期間が約1年半で、20Dの開発期間を含めればキヤノンが20Dの“めんどうを見てきた”のは少なく見積もっても2年半から3年近いはずだ。その長期間をかけて開発して発表、発売してきたわけで、にもかかわらず、発表時の20Dの「画質」とその後の20Dの画質にほとんど変化(進化)がないばかりか、新しくモデルチェンジされた30Dの「画質」が2年半から3年前の画質と同じというのが大きな不思議なのだ。ごく常識的に考えれば、たとえば使用しているCMOSは“同じ”でも少しづつ製造上の改良は加えられているはずで良くなっていると考えてもよい。また絵づくりについても(いくらその時の画質が優れていたとしても)数年間も手を付けずにそのままほったらかしにしておくなんて、キヤノンの画像処理技術の高さから見ても考えにくい。




 同じ撮像素子、同じ画像処理エンジンを使っていても、2年半から3年も経過すれば「画質」になんらかの変化 ―― とうぜんながら良くなること ―― があってしかるべきでそう考えるのが自然ではないか。なのにムカシの20Dと、新型ぴかぴかの30Dの「画質」が同じというのは、こりゃあきっとキヤノンがなんらかの魂胆(意図、狙い)があってワザとやっておるんではないかとぼくは思うわけであります。
 20Dの画質に決定的な不満があるわけではない。むしろぼくはその画質を高く評価している。だがその画質に大満足しているかといえば決してそうではない。かりに高ISO感度時のノイズをいまよりもっと減らしてなおかつシャープで切れ味が良く立体感のある描写の画像にする、という努力があってもよかりそうなのに30Dにはその気配さえ見られない。高ISO感度での画質もこれまたまったく同じ。じつは、30Dの画質を20Dの画質よりも「良く」することはカンタンにできたはずなのに、キヤノンのことだもん、また“技術の出し惜しみ”をしてワザと同じ画質に仕上げたんではないだろうかとうがってしまう。でも、もしそうだとすれば、そのキヤノンの狙いはいったいナンなのだろうか。不思議いっぱい。

2006年3月4日(土) 

2006年3月5日(日) 

2006年3月6日(月) 

2006年3月7日(火) 20Dの後継機種というよりも、5Dジュニア、だな

キヤノン・EOS 30D + EF-S 17〜85mmF4〜5.6 IS
 30DはEOS 20Dの後継機種、と考えるからハナシがややこしくなるんだよね、きっと。30Dと20Dと、そして5Dをごちゃ混ぜにして使ってみると30Dは「5Dジュニア」だと。ま、そんなことがわかってきました。30Dと5Dの違いは、荒っぽく四捨五入して言うと、内蔵フラッシュのありなし、撮像素子の異なること、の二つぐらいしかない。これに対して30Dと20Dを比べてみると、月とスッポン、蝉と鳥、ぐらいのあれやこれやの違いがある。蝉も鳥も羽をばたばたさせて空を飛ぶから、ま、似たところといえばソンなところかな。でも ―― くどいようだけど ―― 30Dと5Dは雀と烏ぐらいの違いしかない。いや、これは気まぐれなタトエ話なんだから、どこがどうのとマジに比べちゃあいけませんよ。




 30Dと20Dを同時に使ってみれば、2.5インチ型の液晶モニターの大きさから受ける印象が強烈だ。20Dは1.8型だが、数値以上の違いを感じる。もう、このことだけで「20Dの後継機種」なんて、とぼけたような考えはどこかに吹っ飛んでしまう。30Dを使ってて、さあ、と、20Dを持つと「なんだ?この古くさいカメラは…」と思ってしまうほどに (喜んで20Dを使ってるユーザーにケンカを売ってるような物言いだけどすまん) 30Dが新鮮でいまの時代にぴったりなのだ。総合的に見てとてもバランスがよいカメラだ。目から鼻に抜ける秀才のようなキヤノンのイヤミが感じられなくもないけれど、しかしそれにしてもウマいツクリのカメラだよなあ。で、このカメラが15万円。いやはや、この価格設定もこれまたじょうずで、そりゃあ皆んなに嫌われるわけだよね、キヤノンは。

2006年3月8日(水) 

2006年3月9日(木) 

2006年3月10日(金) フジの新型ISO400カラーリバーサルフィルム

ミノルタ・α-9+28〜70mmF2.8G+フジ・PROVIA400X+エプソン・GT-X900
 フジからISO400の感度を持つ新型カラーリバーサルフィルムが発表されまして135タイプと120タイプが4月上旬から発売される予定。アグファやコニカミノルタがフィルムを作ることをやめ、京セラやコニカミノルタがカメラを作ることをやめ、ニコンがフィルムカメラの生産を縮小したりするなかでフジはがんばって新型フィルムのPROVIA400X以外にもあれやこれや作っております。冗談抜きでエラいと思います。フィルム写真大好きなぼくとしてはじつに嬉しいことです。デジタル画像が良くなったとはいえフィルムを使って写した写真画像に比べればまだまだ劣ります。平面画像から湧き出てくるような立体感とか空気感とかその醸し出すフィルム画像の“写真的描写力”の前にあっては、デジタル画像なんてなんのなんの、もっとがんばらなくちゃいけません。とくにカラーネガフィルムの持つ写真的描写力については、デジタル画像処理をおこなっている技術者はぜひ見直してみる必要があるでしょうね。




 PROVIA400XはISO400感度のリバーサルフィルムの中ではもっとも粒状性に優れていて ―― つまり微粒子 ―― “世界最高レベル”とのこと。RMS粒状度の数値が11。ただし驚くほど微粒子になったというわけでもない。前モデルのPROVIA400FのRMS数値は13だったから相当に微粒子に仕上げたといってよいのだが、フジにはRMS7といった超微粒子のASTIA100F(ISO100)や、RMS8のPROVIA100F(ISO100)なんてフィルムもある。それらのフィルムと比べればやはり粒状は粗くなる。でもISO400の高感度のことや、もうほとんどやることもないのではないかといわれているフィルム設計のことや、いま銀塩フィルムがおかれている現状などを考えれば「よくやった」と言えます。
 ところで、フジはまだ、APSカメラ用のカラーリバーサルフィルムも作り続けているということをご存じでありましょうか。フジクローム100ix。フィルムというものはロットでどーんと“大量”に生産します。でもAPSのリバーサルフィルムなんて、いったいだれが使うんだ、と思うほどに売れていない。作ったはいいけれどフィルムは生ものだからいつまでも在庫してられるわけはない。3年ほど前に聞いた話だけど「100ixは作ったフィルムのうち80%近くは“捨て”てます」とのことだったから、このフィルムのイノチも残りわずかなんだろうなあ。

2006年3月11日(土) 

2006年3月12日(日) 

2006年3月13日(月) 

2006年3月14日(火) 

2006年3月15日(水) 

2006年3月16日(木) 

2006年3月17日(金) 

2006年3月18日(土) 今年のオリンパス春モデルはイイですよ

オリンパス・μ 710
 コンパクトデジタルカメラの、今年の、いわゆる「春モデル」の中では、ぼくはとくにオリンパスとペンタックスの機種に注目している。むろんキヤノンも注目なのだけどこれは、ま、言ってみれば“想定内”のこと。オリンパスとペンタックスの機種はどれもがとても良くできていて ―― 昨年発売されたモデルに比べると、とくに ―― 大いに感心させられた。“想定外”とでも言えばいいのか。ペンタックスは「機能」で注目、それに対してオリンパスは「デザイン」で注目であります。なかでもオリンパスはμシリーズのデザインがイイですねえ。μ810もμ710も、とても丁寧なツクリのカメラに仕上げていて ―― こうした仕上げの良さでは定評のあったキヤノンIXY DIGITALシリーズのお株を奪った感じだ、ここでハナシは少し変わるが、なのに今年のIXY DIGITALシリーズのデザインはどの機種も、おやっ、といった感じでありましたけど ―― というわけで、デザインのカタチとうまくマッチングしていてとてもカッコ良い。オリンパスのカメラは、いっとき、もうこれはアカンのかな、と思わせるほどヒドいデザインになっていたこともあったが、なにかがふっ切れたようにスマートになりました。




 μ710は1/2.33型の710万画素CCDを使って3倍ズームレンズ内蔵、そして2.5型の液晶モニターの薄型カメラであります。今年春モデルは各社申し合わせたようにソニー製(たぶん)の1/2.5型600万画素CCDを使ってるのだけどオリンパスは松下製(たぶん)のCCDを使っている。ISO感度はISO64〜ISO1600まで。μ810(1/1.8型800万画素CCD)はISO3200まで設定できるだけど画像サイズが少し小さくなってしまうが、このμ710は最高感度のISO1600でも“フルサイズ”で記録できる。説明は省略するけれど、オリンパスのこうした高ISO感度はいわゆる画素補間処理をして高感度にしている。しかしその画質は、そんなことをしているわりにはそこそこの“高画質”であります。ISO1600でも覚悟さえして使えばいいし、ISO800ならまあこれなら許せる、といった感じであります。ただし液晶モニターが、これが2.5型の大型なんだけど、うっ、とうならされたことがあったのだけどそのハナシはまた。いまからさっさと仕事をしなければいかんから…。

2006年3月19日(日) 

2006年3月20日(月) 2.5型液晶モニターだけど11.5万画素

オリンパス・μ 710
 昨年あたりから、2.5型の大きな液晶モニターを搭載したカメラがあちこちから出始めている。今年の春モデルではいっきに2.5型を搭載した機種が増えた。もっと大きな3.0型のモニターを内蔵した機種も、おおくのメーカーから発表も発売もされている。オリンパスにも、3.0型液晶を組み込んだCAMEDIA SP-700がある ―― この機種は昨年秋発売のモデルで今年春モデルのようなスマートな“オリンパスらしさ”が少し足りないけど。というわけでμ710も、その上位機種であるμ810も2.5型の液晶であります。μ810の2.5型の解像度は23万画素であるのに対して、μ710の2.5型のそれは11.5万画素。11.5万画素だって2.5型の大きさがあればソンなに悪くはナイはずだと思っていたのだけれど、いやいやμ810とμ710と見比べてみるとこれがナンと大違い。μ710の11.5万画素の見え具合が、いやはやどうも、みすぼらしい。




 そのうえ、この液晶モニターそのもののデキが悪いのか、液晶モニターのドライバーが悪いのか、とくに高輝度被写体にカメラを向けたときその高輝度部分に“色モアレ”のような“偽色”のようなモノが出てしまう。もちろん実写画像にはソレが写ることはないけれどなんだか気になる。階調描写が物足りないのも気になるが、さらにメニュー画面で表示される文字がシャープに見えないのがもっと気になる。うーん、2.5型11.5万画素の、これが実力なんだろうなあ。
 でも、μ810が23万画素なのに、なぜ“ケチって”μ710に11.5万画素の液晶を使ったんだろうか。そのへんのことを物知りに聞いてみたら、薄さを優先させたのではないだろうか、というわけだ。23万画素と11.5万画素では“厚み”が1〜2mmほど違うらしい。ケチってる、と思っていたがそうではなく、部品単価はそれほどの違いはないだろう、とも言っていた。確かに、液晶の薄さにこだわっただけあってμ710はじつにスマートでスリムなデザインのカメラに仕上げられてはいるけれど、しかしこのμ710がもう1〜2mm厚かったところでスマートでスリムなボディースタイルにあまり影響はないように思えるのだけどなあ。

2006年3月21日(火) 

2006年3月22日(水) 

2006年3月23日(木) 

2006年3月24日(金) 

2006年3月25日(土) 

2006年3月26日(日) 

2006年3月27日(月) 

2006年3月28日(火) R3のおかげでR4はとっても良くなりました

リコー・Caplio R4
 ナンだかばたばたとした日々が続いていて、先週も先々週もちょっと遠くに出かけて東京に戻ってきても、暗いうちに自宅を出て暗くなってから自宅に戻り、事務所にいてもほとんどデスクに座りっぱなしでそのまま暗いうちに遠くに出かけ暗くなってから戻ってくるなんて生活をここ数ヶ月以上続けている。というと、仕事ばりばり、てな印象のようだけれど、とんでもない内情はじつにみじめ。昨日久しぶりに自宅近くを明るい時間に裏道を歩いたら桜が咲いていてなーんだもう春なんじゃあないか。といっているうちに今週も来週もまた出かけなければならずやらなくちゃいけないことがたくさんあって一日がじつに短い。ぼーっと桜なんぞ見てられないんだけど、つい見とれてしまう早朝の桜。




 というわけで、R4は、28〜200mm相当の約7倍ズームレンズとCCDシフト方式の手ブレ補正機構を内蔵した600万画素であります。昨年発売されたR3とは画素数 (500万画素) が違うだけでボディデザインも7倍ズームレンズも手ブレ補正機能もまったく同じ。でも、同じなんだけど、R3に比べるとなにからなにまで格段に良くなっている。R3に比べると画質もよくなっている、レンズもよくなっている、ピント精度もすごくよくなっている、手ブレ補正の効きもいい。R3は発売当初は“作り込み不足”だったのか製品のあちこちの部分で安定してなかった。それを修正改善するのにリコーは相当に努力と苦労をしたようで ―― そのおかげ、といっちゃあ初期のR3ユーザーはコケにされているようだけど ―― R4は見違えるように良くなりましたね。

2006年3月29日(水) 

2006年3月30日(木) IXY DIGITAL“初めて”の4つの機能

キヤノン・IXY DIGITAL 800 IS
 今年の春の新型コンパクトデジタルカメラとしてキヤノンはIXY DIGITALとPowerShotのシリーズを一挙に7機種発表した。これによりコンパクトデジタルは13機種となり、一眼デジタルのEOSシリーズを加えれば「18機種」もの豪華ラインナップとなる。そのどれもがよく売れていて感心することしきりであります。キヤノン販売のとある人が「国内ではIXY DIGITALは放っておいても売れます。PowerShotは海外では放っておいても売れます。今年は国内でIXY DIGITALもPowerShotも今まで以上にどんどん積極的に売っていきます」とぼそっと言っていたのが印象的だった。その意気込みがウソでない証拠に、コンパクトデジタルカメラだけの「新製品発表会」が先日あって、考えてみればキヤノンがコンパクトだけで正式発表会を催すのは初代IXY DIGITALの発表会以来のことであります ―― そのときには出席者のほぼ全員に“おみやげ”として初代IXY DIGITALを配りました、…いや今回はナンにもありませんでしたよ。




 さて新型IXY DIGITAL 800 ISにはIXY DIGITALシリーズとしては初の機能が4つ搭載されております。手ブレ補正の「IS機能」、「4倍ズームレンズ」内蔵、「ISO800」の高感度対応、そして「2.5インチ型」の大型液晶モニター搭載である。それぞれの“初の機能”についてハナシをすればこれはもうほんとキリがないほどオモテの話やウラの話が山盛りあるのだけど、ま、専門家でもなけりゃあ興味のないことばかりだろうね。
 800 ISに搭載のISユニットは大変に小型化されたのが特徴。35〜140mm相当の4倍ズームは“正攻法”のストレート沈胴式で一部のレンズを対比させたりというトリッキーな技術は使っていない。むろんメインスイッチOFFで4倍ズームレンズはボディ内にすっぽり納まりタイラになる。2.5インチ型液晶モニターは、やれやれようやく念願叶ったか、といった印象であります。というわけで4つの新機能のなかで、ぼくがもっとも注目したのがISO800に対応したことであります。これはIXY DIGITAL初というよりも (たぶん) キヤノンのコンパクトデジタルカメラでも“初”のことではないか。そのISO800の画質が、一眼デジタルEOSシリーズの高ISO感度の画質と根本的にゼンゼン違う。ノイズに対する考え方がEOSシリーズとコンパクトシリーズが180度違うという印象さえ受けました。

2006年3月31日(金) IXY DIGITAL“初めて”の4つの機能、の間違い

キヤノン・IXY DIGITAL 800 IS
 なん人かの人にメールをもらいました ―― ありがとう。
 IXY DIGITALシリーズとして「初の4つの機能」として、2.5インチ型液晶モニター搭載、と昨日ここに書きましたけど、それ、間違いだと。そうそうIXY DIGITAL700が2.5型液晶だったんですよね。だから“初”じゃあありません。そしてもう一つ、ISO800の高感度対応。IXY DIGITALとしては800 ISが“初”だけどキヤノンのコンパクトとしてはPowerShot S30にISO800が入ってましたよ、って教えてもらいました ―― そのS30をさっき引き出しから取り出してみましたが、いま見るとナンだか“隔世の感”ありますねえ。ついでにIXY DIGITAL700も取り出してスイッチONすると、あれっ、どうも液晶画面の見えが800 ISとちょっと違う。で、スペック表を見てみると700が11.5万画素、ところが800 ISは17.3万画素となっている。800 ISと同時に発表されたIXY DIGITAL 70とPowerShot A700とA540も2.5型液晶なんだけど、70は17.3万画素、A700は11.5万画素、A540はといえば7.7万画素、なんです。いろいろあるんですねえ。




 800 ISはISO80からISO800まで手動で設定できるほか「ISOオート」と「高感度ISO」のふたつの自動ISO感度設定モードを備えている。ISOオートの場合はISO80からISO200まで連動、高感度ISO (ISO Hi) を選ぶとISO80から最高感度のISO800まで連動するようになる。手動ISO感度を選んで撮影した画像はExif情報として感度が記録されるけど、キヤノンの場合 (いつごろからだろうか) オートISO感度モードで撮影をするとExif情報に撮影感度が記録されない。キヤノンの専用ソフトを使ってもISO感度がわからない。そこで「オートISOで撮影した画像のISO感度を知りたいのだけど…」と問い合わせをしたら、誰にもわからないように意図的に“隠して”いるそうなんですって。ついでに、手動ISO、オートISO、ISO Hi、それにISのON/OFFの組み合わせの時などでプログラム線図を変更しているのですか、と聞いてみたらその返事は以下の通りでした。
 「Hi-ISO Autoと通常のISO Autoとでは、プログラム線図を変更しています。ただし、大変申し訳ございませんが、ISの有無でのプログラム線図を含め、これ以上の情報に関しましては、弊社のノウハウが含まれる為、公表することができません。何卒ご了承ください。」

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