Scuderia Ferrari レーシングチーム
Scuderia Ferrari。 スクーデリア・フェラーリ。1930 年代にエンツォ・フェラーリが組織、運営したレーシングチーム。アルファ・ロメオのワークスチームとしての役割を果たした。エンツォ・フェラーリ自身、最初はドライバーとしてレースの世界へ足を踏み入れたが、やがてこのチームを組織してマネージャーに転じたのである。チームのシンボルには黄色の地に黒い跳ね馬を配したものを使用したが、その黄色はモデナの色、跳ね馬は第一次大戦のイタリア軍の空のエース、フランチェスコ・バラッカが、自分の機体に描いていたものをエンツォ・フェラーリが譲り受けたものである。やがてエンツォ・フェラーリが再び道を転じて自らの名を冠した車を作り始めた時に、このシンボルマークの下部にイタリア国旗の 3 色を配して、車のエンブレムとした。従って、このカバリーノ・ランパンテ(跳ね馬)は、ほぼミッレ・ミリアの歴史を通じてウイニングカーたちにつけられていたことになる。そのスクーデリア・フェラーリの時代のスタードライバーは誰かといえば、マントヴァ出身の小柄なチャンピオン、タツィオ・ヌヴォラーリであった。
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