Photo of the Day

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2001年8月1日(水) コカコーラとアメリカ
オリンパス・C-4040Zoom
(使えば使うほど、デキの良さを感じるカメラだ。オリンパスのデジタルカメラの中ではイチバンではないだろうか、と、また、大袈裟な誉め方をするけれど)



アメリカへいきたしとおもへどもアメリカはあまりにもとおし…。
いやあ、なにがイヤかと言えば飛行機ですね。長時間、じっと座ってるのがなんともツラいのだ。
機内のモニターに表示される「到着時間」ばかり眺めている、情けないワタシ。

おっと、追伸。コカコーラが好きで、アメリカに行きたいわけじゃない。コカコーラ飲むくらいなら、断固ビールを飲む。
2001年8月2日(木) 六本木のサルバドール・ダリ
キヤノン・IXY Digital 300
(IXY Digital 200と比べて、どちらがいいか、と問われると、やはり200のほうを挙げてしまう。でも、よく持ち歩くのは300のほう。なんかヘン)



スペインのバルセロナから東に50キロほど行ったフランス国境近くに、フィゲロサという小さな街がある。
カタロニア地方のまっただ中。その小さな街にダリ美術館がある。
美術館の中はまるでダリの魔法の館のようで、それはそれは楽しい美術館だ。バルセロナに行ったらぜひ足を伸ばして見てソンはしない。

2001年8月3日(金) 御殿場・S氏邸
キヤノン・IXY Digital 300
(IXY 300よりも200のほうが“好き”なのは、レバーをただズラすだけですぐに再生画面に切り替われるから。300ではモードダイヤルをぐるぐると回転しなければならないのだ)



レーシングドライバーのS氏の仕事の拠点はサーキットも近い御殿場が中心になっている。
氏の自宅の裏庭は広い芝生で、子どもたちと二頭の犬が走り回っている。
夏の夕暮れ時、芝生を踏みしめながらベランダで語り合う皆んなを遠望する。

2001年8月4日(土) ロメオ
キヤノン・IXY Digital 200
(というわけで、IXY300に替えてIXY200。やっぱりコッチのほうがイイなあ。ズームが2倍しかないけど、ぜーんぜん気にならない。キヤノンの名機)



我が家のネコ。メスだけど名前はロメオ。これを聞いて皆んなが嗤う。
実は10年ほど前にアルファロメオの撮影に出かけて、そのクルマの撮影を終えたあと、オーナーが「子猫が生まれたんですが誰か貰ってくれませんか…」。
三匹の子猫の名前が、アルファ、ロメオ、ミラノ。その中のロメオを頂いて、我が家に住みついたというわけ。

2001年8月5日(日) 70〜200oF2.8のISレンズ
キヤノン・EOS-1V+EF70〜200oF2.8L IS USM+SINBI200
(キヤノンの新型手ブレ補正機構内蔵ズームレンズ。9月下旬発売予定。28万円だけど、価値はあると思う。レンズの基本性能もいい…)



この写真、撮影時の焦点距離は200oぐらいで、シャッタースピードは1/15秒以下だったように思う。ひょっとしたら1/8秒ぐらいだったかもしれない。F2.8の絞り優先AEで撮影。
キヤノンのISレンズは、従来までシャッタースピードで「2段ぶんの補正効果」だったのだが、このレンズでは「3段ぶん」に向上させたというのだ。
で、もっと詳しいハナシは8月20日発売の「月刊カメラマン」。
2001年8月6日(月) 再び、70〜200oF2.8のISレンズ
キヤノン・EOS-1V+70〜200oF2.8L IS USM+プロビアF
(この焦点距離のレンズなら「必ず三脚を使用する」という人にとってはブレ補正機能はあまり興味はないだろうけれど、手持ち撮影派のぼくにとっては大歓迎のレンズなのだ)



手ブレ補正レンズの活用範囲は低速シャッタースピードのときだけ、と思い込んでいる人がいるようだけど、それはチト違うと思う。
たとえば1/125秒ぐらいなら「なんとかブラさずに写せそう」と思っていても、実は微妙にブラしてしまっているということも多い。でもISレンズなら、そんな中速シャッタースピードの時にもきちんと仕事をしていてブレ補正の効果を発揮してくれているのだ。

2001年8月7日(火) 夕焼け空
オリンパス・CAMEDIA C-2100 UZ
(どのデジタルカメラも、夕焼け空が思ったような“赤色”になってくれず、このような“オレンジ色”に描写されてしまうような気がする。もちろんWBモードはデーライトか曇り日に設定してのハナシ)



オフィスの窓はやや北西に向いていて、ぼくのデスクはその大きな窓に向かっている。夕暮れ時にビルの間から見える夕焼け空を見るのが楽しみ。
夏は強烈な夕陽が室内に差し込んできて暑くてたまらないのだが、しかし、暖かい太陽の光が少しでも欲しい冬の間はというと、これがぜーんぜん陽が入ってきてくれない。

2001年8月8日(水) 自転車にのって、ちょいとそこまで…
キヤノン・IXY Digital 200
(このIXY 200には、ミノルタのAPSカメラ「ベクティス」用の別売アクセサリー・メタルネックチェーン・ストラップをつけて使っている。自分でいうのもナンだけどカッコイイ)



その昔、高田渡が唄う「自転車にのって、自転車にのって、ちょいとそこまで、歩きたいから…」てのがあったよなあ。うんソレ知ってる、って人、歳がわかるぞ。

カメラ雑誌編集長のH野さんは、休日に神奈川県・町田あたりの自宅から、ひょいっと246号線を走って御殿場、箱根あたりまで往復してくるんだって。
ぼくのような軟弱モノにとっては“信じらんなーい”ことだ。

2001年8月9日(木) フェラーリにのって、ちょいと箱根まで…
ペンタックス・645N+300oF4+プロビアF
(Pentaxの645はAF/MFあわせて5台ほどあるけれど、最近使っているのはもっぱらAFの645Nばかり)



Ferrari 550 Maranello
ドイツのアウトバーンを走っているときだったと思うけど、バックミラーに赤いクルマがチラッと見えた。急いで走行車線に戻ったとたん、ピィーーンッというかん高いエンジン音とともに、その赤いクルマが横を抜けて行った。
おおっフェラーリ…、という間もなく小さくなって見えなくなってしまった。

で、今日は撮影で、芦ノ湖スカイラインまで、フェラーリにのって、ちょいと…。
2001年8月10日(金) 駐車禁止
キヤノン・IXY Digital 200
(このIXY 200にISO感度設定の機能が入っていれば、うんもうー、言うことないんだけどねぇ)



街角の風景を気軽にスナップできなくなった理由のひとつに、駐車禁止の三角形の赤いコーンがあちこちに置いてあってそれが写ってしまうからということがある。そこにあるんだから写ったっていいじゃないか、というご意見もありましょうけれど、ぼくはどうにも気になるんです。
街角をスナップしていて、もうひとつ気になるのは、電柱やガードレールに縛りつけてある宣伝用の旗もそうですね。

2001年8月11日(土) 露出補正
ペンタックス・Optio330
(露出補正をするには、ボディ背面の十字キーをクリックするだけでよい。これはこれでとってもいいのだけれど、ワンカット写すごとにリセットされてもとに戻ってしまう。戻し忘れを心配してのことだろうが、そこまでやってくれなくても、と思う)



フィルムカメラでもそうなんだけれど、もともとぼくは露出補正操作をして撮影をするということがきわめて少ない。その操作をするのがメンドウだし、戻し忘れをすることがよくあるから。
補正が必要なときはシャッターボタンの半押しでAEロックをするか、あるいはAEロックボタンを使って撮影をする。露出補正操作をして撮影するのは、三脚を使ったときとか、同じシーンを続けて数カット撮影をするといった場合だ。
2001年8月12日(日) 雨、降ったりやんだり
ペンタックス・Optio330
(AF測距エリアがワイドとスポットと切り替えられる機種なら、ぼくは必ずスポットAFエリアを選ぶ。このOptioを受け取ったときも最初にやったことはスポットAFの設定)



「MUSEO ALFA ROMEO」の会場の横浜パシフィコを出ようとすると大雨。しばらくやむのを待ってから、海を見に行く。遠くに豪華客船「飛鳥」が停泊していたが海は、にび色。なんとも淋しい風景が広がっておりました。
「MUSEO ALFA ROMEO」に展示されていたクルマにはとっても珍しいものもいくつかあって、なかなか見応えあり。会場では友人の川上完ちゃんが講演をやっていたので少しひやかしてまいりました。

2001年8月13日(月) お盆休み
ペンタックス・Optio330
(液晶モニターをつけっぱなしにしたり内蔵ストロボを頻繁に使用しないのであれば電池はかなりもつ。電池残り少なし、のマークが出ても数十カットは楽に撮影ができる)



本格的にお盆休みに突入。恵比寿も六本木も、とっても静か。
ぼくのような“自由業”はいつでも夏休み、みたいなもんだが、しかし日曜日も月曜日も、土曜日も、そんなこといってられないことも多い。
でもやはり、日曜日や祭日になるとこころはウキウキするし、できるだけ土曜、日曜は仕事をしたくないなあ、といつも思っているけどそうもいかない。今日も明日も、仕事。

2001年8月14日(火) 虫の声
ペンタックス・Optio330
(マクロ撮影ができるのは広角側だけ。DiMAGE7のように望遠側だけというのも困るが、同じように広角だけも困る。Optio330ではマクロモードでズーミングできるがこれはデジタルズーム)



昨夜、自宅に戻るとき虫の声を聞いた。大きなマンションの前庭のあたりからチルチル音がしていた。
恵比寿、六本木が静かだったのは朝がただけでありました。昼頃になると、いつもと変わらずごうごうとうるさかったです。テレビ朝日跡の工事現場でもクレーンががんがん動いていて皆んな、働いてるんだなあ。
2001年8月15日(水) 本日も曇り空
ミノルタ・DiMAGE7
(液晶ファインダー部の角度が変えられるのが特徴なのだがほとんど活用していない。このファインダー部が延長式の内蔵コードかなんかでするすると伸ばせるような仕組みになっていればいいのになあ)



先月死んだ父の古い日記が出てきた、と兄がコピーをして送ってくれた。
大阪で空襲にあって、燃える家並みをくぐって逃げたことがいかにも父らしい丁寧な文字でびっしりと書いてあった。父の両腕にはその時の火傷の跡が大きく残っていた。
今日は終戦記念日。
2001年8月16日(木) 「デジカメ」
ペンタックス・Optio330
(この330の売れ行きの良さの陰に隠れた感じだが、同じ時期に発売されたフィルム使用のズームコンパクトカメラに注目すべき素晴らしい機種がある。28〜120oズーム内蔵のESPIO 120SWだ)



ま、それほどムキになって言うほどのことでもないのだけれど、あちこちの雑誌などに原稿を書くときに、この言葉、この言い回しだけはしたくないぞ、せぇへんぞ、とつねづね思っていることがある。
いくつかあるのだが、ひとつは「ら抜き」。もうひとつは「デジカメ」。
とくに「デジカメ」ってのがだめ。ぼくはどうもこればっかりはアカンなあ。読んだり聞いたりすると、なんか力が抜ける…。
2001年8月17日(金) 本日、久しぶりの快晴
ミノルタ・DiMAGE7
(ズームリングの動きがやや重いように感じるのは、レンズ鏡筒が細いのとラバーが滑りやすいからだろうか。出張から戻ったらちょっと細工をしてみよう)



あれもこれも、やらなくてはいけないことがイッパイある。事務所の雑然とした部屋も片づけなくちゃいけないし、と思いつつも、デスクに座ってぼーんやり外の風景を眺めている。
アリとキリギリスのどちらかと言えば、もう文句なしのキリギリスだと思うなあ、ぼくは。
そんなこと考えてないで、出かける前に原稿をひとつ書いてしまおう…。
2001年8月18日(土) 
2001年8月19日(日) 
2001年8月20日(月) ロング、ロ〜ングツーリング
キヤノン・EOS D30+EF17〜35oF2.8
(大容量のメモリーカードを使って撮影をすると、フィルム交換のときのような気分が途切れる心配もなく、ぷわーっと好きなだけ連続して撮影ができる。この感覚はなににも代え難い)



久しぶりの長距離ドライブ。
午後3時に六本木を出て青森の十和田湖に着いたのが真っ暗でなおかつ深い霧の11時。翌日は、早朝からあちこち走り回る。もう一泊して、帰路は午前10時頃に奥入瀬渓谷を出発。給油のみのほとんどノンスHOMEで再び六本木にたどり着いたのが6時半。
奥入瀬渓谷があんなにも素晴らしいところだとは…。すっかり感動して帰ってまいりました。
でも、疲れた。

2001年8月21日(火) 貧乏性なんだよね
キヤノン・EOS D30+EF300oF2.8 IS
(いろいろ試行錯誤の結果、D30の現像パラメーター設定はコントラストと色の濃さについてはディフォルトのままで、シャープネスだけを“高”にして使っているが、いまのところ、まあ、満足)



青森までの二泊三日の出張には、いくつか他の撮影の仕事も抱えていたのでカメラとレンズをワンサカ持っていった。まるで「乞食の引っ越し」みたいだった。
メインの撮影はD30だけで用が足りたのだけど、せっかく行くんだからと、といつも愛用しているリコーのGR21に始まって、富士のクラッセ、ライカM6にレンズが5本、まだ未発表のコンパクト・デジタルカメラが2台、それにD30に加え、これも愛用のEOS 55にレンズが14oから300oまで数本。三脚はリンホフの中型。
もう少しゆっくりした時間があると思っていたのだが、あれやこれや忙しくて思ったように撮影できなかったのが残念でありました。

2001年8月22日(水) と、いうわけで
カシオ・QV-4000
(フィルムカメラに比べてデジタルカメラが文句なしに優れた点は、ホワイトバランスとISO感度が設定できること。なのにこのQV-4000にはISO感度が設定機能が見あたらない。ないのかしら?)



ボディもゴツいけれど中身の機能もボディの大きさに負けず多機能。なのに、なんでだろうか、ISO感度が変えられない。いや、あるのかも知れないけど探せない。昨夜から、使用説明書を隅々まで見たり、カメラをいろいろイジって見たけど見つけだせない…。
撮影画像は少しあっさりした傾向はあるけれど、とっても素直だと思う。オートホワイトバランスが少し不安定なのが気になった。

2001年8月23日(木) SONYの新型
ソニー・Cyber-Shot DSC-F707
(505シリーズの後継機種。ボディサイズはふたまわりほど大きくなったが機能も満載され写りも“格段に”よくなった。SONYのカメラは機種を新しくするたびにカメラとしての基本性能も含めて確実に良くなってくる)



夜、寝るのが早いとはいえ…早ければ9時過ぎには寝てしまう…近頃、まだ暗いうちに目が覚めてしまうことが多い。
昨夜はベッドで本を読んでいたら10時半ごろ寝てしまった、よう。で、今朝は(という言い方があってるかどうか)3時半。起きたら、まずコーヒーを入れて、本の続きを読んだり夕刊を見たり、インターネットをしてみたりしながら朝刊を待つ。
ま、ぼくにとって至福に時間であります。(かなりジジくさいけど)

2001年8月24日(金) QV-4000のソフトフォーカス撮影機能
カシオ・QV-4000
(ベストショットモードってのがオモシロイ。添付のCD-ROMには100種類もの撮影シーンが用意されているが5種類があらかじめカメラに内蔵されている。その中でソフトフォーカス撮影ができる機能が楽しい)



1カットめはピントを合わせ、続けて2カットめはアウトフォーカスにしてそれを二重露光させてソフトフォーカスにするという方法。このシーンモードを選ぶと自動的に+0.7EVに設定されるというのもなかなか気がきいている。ただ使ってみて、1カットめと2カットめとの“タイムラグ”がちょっとありすぎるように感じた。

ところで、やはりこのカメラはISO感度が設定できないとのこと。いわく、感度アップによる画質低下を避けるため、だそうだ。そりゃちょっと違うような気もするけどなあ。

2001年8月25日(土) 最近、いいなあ、と思ったもの
ソニー・Cyber-Shot DSC-P5
(販売の担当者は「このカメラならサルでも売れます」。もっともだと思う。P1であれだけ売れてるんだから。迎え撃つオリンパスの新型とパナソニック/ライカの新型カメラのデキで、さてどうなるか)





ここ1、2ヶ月の間でとくに、いいなあ、と感心、感動したもの。以下、順不同。

(1)茨木のり子詩集「自分の感受性くらい」、「倚(よ)りかからず」
(2)青森県・奥入瀬渓谷の風景
(3)多田武彦作曲の男声合唱曲集(草野心平の富士山や中勘助の詩を合唱曲にしたもの)
(4)「MUSEO ALFA ROMEO」に出展されていたグランプリカー・P3 (Tipo B-Type 1922年)
(5)キヤノン・EF70〜200oF2.8L IS USM

2001年8月26日(日) キヤノンの新型
キヤノン・PowerShot G2
(300万画素から400万画素になり補色フィルターから原色フィルターになってモデルチェンジ。画像はちょっとカリカリしてるけれどG1に比べるとぐんと良くなった印象。色はコッテリとして肉厚な感じがする。なおオリジナル画像はβ機種のもの)





昨日の夕方、麻布十番の夜店を見に行った。いやあ、人出がすごかったです。六本木交差点から芋洗い坂を下っていく頃から、浴衣を着た女性や彼女をエスコートする男性とのアヴェックが何組もぞろぞろと麻布十番に向かう。
押すな押すなの大盛況で、そのどさくさにまぎれて必要なカットだけ写してそうそうに退散してきました。

2001年8月27日(月) 恵比寿南「ブタ公園」の夕涼み会
キヤノン・PowerShot G2
(グリップが付いていっけん持ちやすくなったようだけどその材質がツルンツルンで滑って落としそうでコワい。で、また滑り止めのラバーを貼って使っている)



キヤノンの多くのデジタルカメラには、つなぎ写真が簡単に作れるソフト「PhotoStitch」が付属されている。とっても良くできたソフトで“おまけ”ではもったいないくらいのもの。(バンドルされていない機種もある)
で、このソフトを使ってG2で撮影した画像をちょちょいっとつないでパノラマ写真に仕上げてみました。G2を縦位置に構えて左から順々に合計6カットを手持ちで、いい加減に撮影。撮影画角は約180度。このソフトは、つなぎ目は自動的に補間処理をして修正してくれる。
「PhotoStitch」に画像を取り込んでボタンを押すだけ。400万画素×6で、ほんとうは2400万画素になるはずだが、あわせ部分がムダになって結局、7458×2113pixelの画像ができあがりました。
2001年8月28日(火) デジタルカメラの新製品ラッシュ
ソニー・Cyber-Shot P5
(デジタルカメラとして“必須”の機能だと考えている「ISO感度設定」と「ホワイトバランス設定」のふたつの大事な機能をちゃんと備えている。初心者向けのデジタルカメラとはいえ、基本性能に手を抜いていないことに感心)



ソニーのデジタルカメラをウマく使いこなすポイントは、ピント合わせのモードを常時「マクロ撮影モード」にセットして撮影することだ。
他の多くのデジタルカメラと違ってソニーのマクロ撮影モードでは、近接撮影だけでなく無限遠撮影もできる。つまり、マクロモードと通常撮影モードの切り替え操作をしなくても撮影距離にかかわらず自由自在に撮影ができるのだ。欠点としてはほんのわずかAF合焦速度が遅くなることだが、それほど気にならない。
人間の眼もそうであるように、指先の小さなものを見てすぐに遠くの山並みを見ることができるようなピント合わせができるAFが理想なのだ。

2001年8月29日(水) 事務所の鍵
キヤノン・PowerShot G2
(G1と比べてあまり変化がないようだけれど、いろんなところで“かなり”良くなっている。とくにボディの色がとってもいい。400万画素になって画像書き込み速度が少し遅くなった気もするが画質は格段に向上した)



事務所のあるマンションの玄関に着いたのが早朝5時45分。朝と夜は管理人さんがいないのでオートロックになっている。まず入り口のドアを開けなくてはならない。
「あれっ?」
…鍵を忘れたのだ。いやあ、ちょいちょいこうしたドジをしますなあ。これは決して歳のせいではない、昔からこうしたポカをやる。だから、別段焦ることもなく「まったく、しょーがないなあ」とぶつぶつ独り言を言いながら(このへんは歳だけれど)、またガラガラの日比谷線に乗って恵比寿に戻りました。

2001年8月30日(木) ノクティルックスM50oF1.0
ライカ・Leica M6TTL+ノクティルックスM50oF1.0+プロビアF
(M型ライカ用レンズのこの大口径レンズはとっても高価。魅力的なレンズだけれどぼくなんかとても手が出ない…。日本シーベルヘグナーでは393000円で売っている)



「F1.0」は「F1.4」より1段も明るい。現在、F1.0という明るさのレンズはキヤノンのEF50oF1.0とこのレンズのみ。しかしキヤノンのそれはつい先頃、生産中止が決まって流通在庫のみになった。
使いこなしのきわめて難しいレンズだけど、いままで写らなかった、写せなかったものが「写る」んだから、そりゃあ大きな魅力だ。

2001年8月31日(金) 人形町の古い喫茶店
ソニー・Cyber-Shot P5
(P5は3倍ズームを内蔵させているが、同時に発表されたP3は単焦点レンズを内蔵させた“廉価版”だが、このカメラもなかなかの魅力を備えていて機能的に見てもP5とほとんど同じ。ブルーのボディカラーの機種がおすすめ…)



東京・人形町の裏道を歩いていると、ふと京都と似た懐かしい雰囲気を感じるところがあったのだがしかし最近は“開発”がすすんでしまってそれを感じることもめっきり少なくなった。
京都の喫茶店といえばすぐに三つの店を想い出す。ひとつは三条堺町の「イノダ」、そして四条河原町のすぐ裏道にある「はなふさ」(今でもあるのかなあ)。
三つめは、これは残念ながら数年前になくなってしまったが、祇園・八坂さんの真ん前に八百文という果物屋さんがあって、この二階にそれはそれはいい雰囲気を漂わせた喫茶店があった。内装はまるで大正時代(といってもぼくは知らんけど)。この店の窓から見る八坂さんの交差点の風景が大好きだった。


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Akiary v.0.42