Photo of the Day

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2001年10月1日(月) Lamborghini Countach LP-500S ?
キヤノン・IXY300
(初代IXY Digitalの爆発的売れ行き以来、各メーカーともこぞって小型軽量タイプのデジタルカメラを開発し発売してきた。同じような現象はAPSのIXYが発売されたときにもあった。キヤノンってホント、すごいカメラメーカーだと思う。ところで話はぜんぜん違うがAPSシステムは今後どうなるんだろうね…)



早朝の六本木で見かけたカウンタック。恐らく何かのアニバーサリーモデルのようだと思うけど、よくわからん。このクルマのオーナーはコンビニで買い物をして、ボゥンッ、と走っていった。
カウンタックに乗ったことのある人はよくわかってることだがバックするときがタイヘン。ガルウイングのドアを跳ね上げて、体を半分ほど外に出すようにしないと後ろが見えない。ぼくはそんな器用なことができないので、真っ直ぐ走ったままそこでウマい人に運転を替わってもらったことがある。

2001年10月2日(火) 帳尻のあった人生
キヤノン・EOS D30+タムロン・28〜300mmF3.5〜6.3
(タムロンは小型高倍率ズームレンズのパイオニア。28〜200mmに続いて、大きさもほとんど変わらないこの28〜300mmだ。レンズ描写性能も28〜200mmと比べて遜色はない。ただ、300mmのときの開放絞り値がF6.3で、カメラブレに細心の注意をしなくてはならない)



ちょっとしんみりした話。
先日、数十年のおつき合いをしていた女性が亡くなった。70歳だったからその死は少しはやかったかもしれない。ぼくにとっては良きに付け悪しきに付けさまざまな影響を与えた人で、ぼくのまわりの「女性」のなかでは、一時は妻、娘、母に次ぐほどのウエイトを占めていた。しかし、いろいろあって、ここ数年、ほとんどおつき合いがなかった。
表面的には、精神的にも肉体的にも大変に元気な人だった ( 実は見ていて可哀想なほどの空元気だったこともあったけど )。70歳と少し短い人生のように思うが、しかしじゅうぶんに楽しんで充実した人生を送り、結果的にはその“帳尻”をうまく合わせて亡くなったかなあと思う。
2001年10月3日(水) 有効画素数と総画素数
オリンパス・CAMEDIA E-20
(レンズ一体式の一眼レフカメラのメリットは、当たり前のことだけどレンズ交換しなくてもいいということ。であるからレンズのラインナップに悩むこともない。ただし限られた焦点域の中でなんとか工夫をして作画をしなければならないけれど、工夫をするほど写真はおもしろくなるものだ)



今、発売されている「デジタルカメラマガジン(10月号)」に有効画素数表記の疑問点についてコラムを書いた。9月からメーカーのカタログなどにCCDの総画素数を表記するのではなく、有効画素数をいちばん目立つように記載しなければならないという申し合わせ(ガイドライン)が始まったのだ。
このガイドラインを取り決めたのは日本写真機工業会の中のデジタルカメラ委員会(各メーカーがメンバーになっている)。その委員会の偉い方から「あなたの記事は感情的だ」と、いささか激越な長文のお手紙を頂いた。コラムを読み返したけどぼくとしてはそういうほど「感情的」ではないと思うけど、なにが気にくわんかったんだろうなあ、さっぱりわかりません。

2001年10月4日(木) 300万画素と400万画素
ペンタックス・Optio 430
(300万画素の330に400万画素のCCDを載せ替えた“だけ”の機種がこの430。撮影機能やメニュー構成などは330とまったく同じ。外観ではアクセントポイントの色が少し変更になった程度である)



300万画素カメラに、ほとんどボディはそのままでCCDだけを入れ替えて400万画素に仕立てたカメラが何機種かある。300万画素も400万画素もどちらも同じ1/1.8inch型のCCDを使っているからレンズはそっくり共用できるからだ。
300万画素と400万画素との違いといえば、言うまでもないけれど画素数の違いで、つまり解像度が400万画素のほうが“いい”ということになる。しかし、ぼくにはその“よさ”がよくわからない。もちろん、厳密にその画像を比べてみれば解像度の違いを実感するかもしれないだろうけれど、通常一般の撮影では「ぼくは300万画素で充分っ」と思っている。
なお1/1.8inch型の400万画素と2/3inch型の500万画素とは、その画像はいろんな意味で差が大きく、格段に500万画素がよい。

2001年10月5日(金) 散歩の一期一会
オリンパス・CAMEDIA C-4040Zoom
(オリンパスのデジタルカメラ・ラインナップには400万画素機としてはこの4040ZとC-40Zの二機種がある。C-40Zは小さく軽く収納時にフラットになるのでそれはそれで魅力もあるが、やはりぼくにはこの4040Zのほうが扱いやすく、好き)



数年前までは日曜日など休日になるとカメラを持ってふらりふらりあちこち歩き回ることが多かった。3時間や4時間ぶっ続けで歩くなんてことは平気の平左。別段、急いで目的に向かって歩くんではない。四つ辻に出たら右に行こうか左にしようかと迷いながら歩く。たまたま右の道を選んだことで、ほほーっ、というような楽しいものに出くわすこともある。それがもし、左の道を曲がっていれば二度と目にできない風景だったかもしれない。
こうした“散歩の出会い”が大好きなんだけど、最近、なんか忙しくって散歩もできない。

2001年10月6日(土) 久しぶりの銀座ぶらり
富士フイルム・FinePix 6900Z
(330万画素CCDだがスーパーCCDハニカム方式であるので画素補間処理をして最大で2832×2128pixelもの“大きな画像”が得られる。このときの画素数(pixel数)は約600万画素となる)



以前のフジのデジタルカメラには、撮影したあと、液晶モニター画面にいま写した画像が表示されて、お前はホントにこの画像を保存するか? といちいち聞いてくる。そのうえ、保存するならOKボタンを押せ、だの、イヤなら削除ボタンを押せ、と、くどい要求をしてくる機種がいくつかあった。カスタムファンクションで「そのつど聞かなくてもいいっ」とキャンセルすることもできるようになったけれど、最近になってようやく、ごくふつーのデジタルカメラのように確認することもなく、すいすい撮影させてくれるようになった。

2001年10月7日(日) 午後の結婚式
キヤノン・PowerShot S40
(先日、発表になったばかりのキヤノンの新型デジタルカメラ。S40は3倍ズーム内蔵の400万画素カメラで、同時に同じレンズ、同じボディで300万画素CCDを搭載したS30もある。S30の発売は少し遅れて12月の予定だそうだ)



S40もS30も、いかにもキヤノンらしい“ソツのない”カメラに仕上げている。つまりムダがなくスマートなんである。悪く言えば、手の抜きどころを心得ている。たとえばキヤノンとニコンの製品を見ていると、こういう喩えをするとまた誤解を招きそうだけど、キヤノンは慶応大学卒業後に電通に入社したキレもののモテる男、ニコンは東京大学から大蔵省(いまは財務省だけど)に入っていっけんサエないけれどデキる男、てな感じもしないでもない。ミノルタはといえば、…いや、やめとこ。
あのぉ、この喩えはきわめて一面的なぼくの感じなんでヘンなふうに誤解しないようにしてくださいね。

2001年10月8日(月) 木の下闇
キヤノン・PowerShot S40
(S40の操作部分でもっとも気になったのはズームレバー。シャッターボタンの前あたりに小さなスライドスイッチのようなレバーがあってこれでズームしろというのだ。もうちょっとナンとかならなかったんだろうか)



木の下闇 (このしたやみ) という言葉が好きで、本来の意味とは違う状況なのかもしれないが、この写真のようなところを歩くと、木の下闇か…、なんてつい口をついて出てくる。
ここは都心。好きな道のひとつで遠回りをしてよく歩く。少しだけだが石畳のゆるい階段が続く。この坂道の横に、外観からはとても中華料理店とは思えないような“和風”のお店があって、今日はそこで妻と二人で昼食。その二階の座敷窓から見下ろした石畳の坂道。

2001年10月9日(火) 
2001年10月10日(水) 忙中、忙あり
富士フイルム・FinePix 6900Z
(35mm判換算で約35〜210mmまでの高倍率6倍のズームレンズとはいえ、広角側の樽型の歪曲収差が目立ちすぎる。レンズ描写は決して悪くはないんだけどちょっと歪みすぎるよね)



朝、起き抜けに自分で淹れたコーヒーを2杯飲みながら大急ぎで新聞を読み、6時過ぎに事務所に来てすぐにその日の締め切り原稿に取りかかり、午後は約束していた来客があって、その後、大手町で緊急の記者発表会、そこで無礼千万なオジサンに激怒してブチ切れて、ああいい年をして我ながら情けないと、もうウンザリしながら大急ぎで地下鉄に乗って事務所に戻り、原稿の続きをやり宅急便で荷物の発送をしたり、そこに長時間の電話がかかってきて話がなかなか終わらない、ようやく原稿をメールで送って終わった、よかったなあ、と自宅に戻ったのが9時過ぎで、風呂に入って本日はじめての食事。結局、コーヒーを4杯飲んだだけの一日でありました。

2001年10月11日(木) 銀座のレーシングカー
富士フイルム・FinePix 6900Z
(フジのデジタルカメラを使って感心するのは、画像の色の良さとオートホワイトバランスの調整のウマさだ。とくに色調の良さは、さすがフィルムメーカーっ、と思わせる)



ヨーロッパのF3選手権でチャンピオンになった佐藤が、来年からF1ドライバーとしてデビューするというニュースを聞いた。メチャ速いドライバーのようで大いに期待。
佐藤がチャンピオンになったヨーロッパF3レースというのは、なんとかF1ドライバーになりたいと野望を抱いている若いドライバーたちが必死になって戦っているレースで、そりゃ凄いもんですよ、という話を10年以上前、まだ無名時代の片山右京にル・マンのサルテサーキットで話を聞いたことがあった。当時、彼もそのF3レースに出ていて、ぼんやりしていると燃料タンクに角砂糖を入れられるってのは日常茶飯事ですよ、なんてことをぼそぼそ話していた。

2001年10月12日(金) 1GBのMicroDrive
ソニー・Cyber-Shot F707
(撮影画像を記録するメディアにソニーはメモリースティックを使用している。このメモリーカードは現在、最大容量でも128MBがめいっぱいで、これじゃ500万画素の画像を安心してがんがん撮影ができないのだ。この画像一枚で2MBを越えている)



MicroDriveが使用できるデジタルカメラなら、最近は積極的に1GBのものを使用して撮影することが多い。とくにニコンD1Xや、今度発売されるキャノンのEOS-1Dなどのカメラでは、記録する画像そのものがデカいので中途半端な容量のメモリーカードでは間に合わなくなる。
じつは1GBもの容量のカードを使用することに始めはかなり躊躇していた。何かの拍子にMicroDriveが壊れでもしたら (機械駆動ものは怖いのだ)、せっかく撮影して記録した画像がすべてオジャンになっていまうからだった。しかし、意を決して使ってみたら、あにはからんやその便利さと快適さにすっかり虜になってしまいましたよ。
2001年10月13日(土) Leica IIIF
リコー・Caprio RR1
(「キャプリオ」はリコーのデジタルカメラの新しいブランド名。RR1は一部の“通”の間で根強い人気のあった薄型ボディのRDC-7シリーズのボディに400万画素CCDを組み込んだ機種。この薄型ボディを「オペラグラススタイル」と言うんだって)



事務所のカメラを入れている引き出し (もう、ごちゃごちゃ) を、こりゃいかん、と思い整理。長い間カメラを使わなくても気づいたときにはできるだけ空シャッターだけは切るようにしているんだけど、IIIFもしばらくフィルムを入れて撮影をしていないよなあ、と思って空シャッターを切ると、うん、やはりこれがいいんだよなあ。ピシュンッ、という軽い音。
このカメラで撮影するときは、いちおう露出計は持ってでるんだけどそれを使うことはほとんどなく、カンで露出を決めて撮影してしまう。けど、結構、思い通りの仕上がりになってるんだよね、それが。今日明日と、デジタルカメラと一緒に持ってでて撮影してみようか…。

2001年10月14日(日) Caprio RR1とRR10
リコー・Caprio RR1
(リコーは、いわゆるパーソナルユースのデジタルカメラとしてはそのスタートは大変にはやかった。あのカシオのQV-10が発売になった同じ95年4月にDC-1という“名機”が発売になった。ぼくの事務所の“どこか”に隠れているはずだ)



今年6月に渋谷で、リコーの新しいコンセプトのCaprio RR10の発表会があった。その発表会場でごく短時間、手にしただけでいまだに使う機会がやってこないが、好印象のカメラだった。いままでのリコーのカメラはスマートメディアだったのだが、このRR10はSDカード。クレードルを使って充電や画像転送できる機能なども備え、デザインもなかなか良いカメラで、おおリコーもやるじゃないか、と思ったのだが、しかしその後、やはり従来のリコー然としたスタイルの、このRR1が発表された。RR1も使ってみれば魅力のある機種なんだけど、そのどちらの機種にも「Caprio RR」のネーミングなのだ。カメラそのもののコンセプトもユーザーターゲットもまったく違うのに、それはいささか無理があるように思うんだけどなあ。
2001年10月15日(月) 本日は終日プリントとスキャン
キヤノン・PowerShot S30
(S30に採用されている300万画素CCDは従来と同じ1/1.8inch型なのだが、内容は大幅に改良が施されたものだそうで感度もアップした。S30にはISO800相当までゲインアップして撮影も可能。この写真はISO400相当を選んで約1/8秒)



新型のプリンターやらスキャナーなど十数個の大きな箱が、いま事務所の中に山積みになっている。まだ、数個が届いていないが、もうイイ…。(と、いうわけにはいかんけれど)
本日はこれらの雑誌の特集のためのプリンターやスキャナーの「比較テスト」をするんだけど、なんだかんだでこうした作業はけっこう時間がかかるもんで、さあて、何時までかかるんだろうか。それに、これでまた、わがパソコン処理速度の遅さを実感させられるんだろうなあ。
2001年10月16日(火) 風呂屋の煙突
キヤノン・PowerShot S30
(300万画素のS30も、400万画素のS40もボディ色が少し違うだけで外観デザインなどは“まったく”同じ。ボディの色も、そして中身も、ぼくはS30のほうがいいと思うなあ)



そう簡単に作業が進むとは思っていなかったけれど、でも、これほど手間取ると予想もしていなかった。スキャナー(フィルム専用とフラットベッド)とプリンターのテストだけど、ドライバーソフトがすんなりインストールできなかったり (多機種を同時使用するのでドライバーどうしがブツかりあっているようなのだ) 、操作方法がイマイチよくわからず試行錯誤を繰り返したり (簡単そうなんだけれどちょっと凝ったことをやろうとするととたんにわけが分からなくなるものもある) 、なんだかんだで朝、6時過ぎからやり始めて、予定の半分も消化できずヘトヘトになって10時前に自宅に戻る。…後日、リベンジ。
2001年10月17日(水) 
2001年10月18日(木) 時間が足りない
キヤノン・PowerShot S40
(蛍光灯とデーライトのミックス光。オートホワイトバランスモード)



めちゃくちゃ忙しい…。時間がぜんぜん足りない。

2001年10月19日(金) まだ終わらぬ…ぞ
キヤノン・PowerShot S30
(ぼくが400万画素のS40よりも300万画素のS30を良しとするのは、S30に使用している新型の1/1.8inch型300万画素CCDに魅力を感じるから。400万画素CCDのほうはかなり“無理”をして絵作りをしているのに対して、300万画素CCDのほうには“余裕”のある絵作りをしているように感じるからだ)



再開したプリンターとスキャナの仕事がまだ終わらない。終わらないうちに、また別の雑誌の、同じような仕事に取りかからなくてはならない。でも、明日の早朝から福岡に向かい、その後、金沢のほうでの撮影に出かける。今日中にできることだけはやってしまおうと思ってはいるけれど、しかし来客が3組ある。うーむ。
2001年10月20日(土) 
2001年10月21日(日) 
2001年10月22日(月) 
2001年10月23日(火) ハードスケジュール
リコー・Caprio RR10
(長い間、使ってみたいなあ、と思っていたこのRR10を始めて使う機会があった。予想していた以上に“良いぞ”と思ったところと、“イマイチだなあ”と感じたことがいくつかあったが、おおむね好印象だった)



福岡で仕事を終えて夕刻、福岡から石川県の小松空港に向かおうとしたが満席。で、いったん羽田に戻ってそこで小松行き最終便に乗換。乗換時間が20分ほどしかなく少し慌てた。小松空港に着いたのが9時前。レンタカーのカウンターはすでに終了。仕方なくタクシーで七尾市・和倉温泉に向かう。約2時間のドライブで11時過ぎに到着。ここでやっと、天ぷらうどん (もうこれしか残っていない) で夕食。翌日、早朝から、どたばたと撮影。昼過ぎ終了。再び、タクシーで小松空港に向かい、3時頃に着。急いで軽く昼食と生ビール (ウマかったあ)。走って羽田行きにチェックインして、ようやく雨の東京に戻ってきました。
2001年10月24日(水) スペシャルルーム
リコー・Caprio RR10
(リコーのデジタルカメラは昔からスマートメディア。しかし、RR10のメモリーカードはちっちゃなSDカードだ。カメラを小さく軽く作るにはメモリーカードと電池がキーになる。これから多くのメーカーがSDカードを使ったカメラをつぎつぎと出してくるんではないかと思う。“あの”メーカーからも“この”メーカーからも…)



和倉温泉のT旅館の特別室から眺めた雨にけむる和倉湾。だだっ広い“スイートルーム”にひとり泊めて貰った。和室や洋室など三部屋ほどあって、どんな必要があるんだろうか、大きなトイレがふたつあった。貧乏性のぼくはどうも落ち着かない。1時過ぎにお殿様が寝るようなふとんに潜り込んだが5時には普段通りに起床してしまいました。
2001年10月25日(木) 白金・チョコレートショップ・エリカ
キヤノン・PowerShot S30
(S40も、このS30も同じだけど、レンズバリアーをスライドさせて撮影スタンバイになるまでの時間が短い。つまり起動時間が、す速いので使っていて気持ちいい。また、バリアーを閉じるときレンズ鏡筒にぶつからないような工夫がされていて、この機構には感心いたしました)



「エリカ」は白金のあたりがこんなにも注目されるずっと前からここに店を構えていた。かって、店の前の通りは日本では珍しいベルジャンロードで、ぼくは大好きな道だったのだが、いまはごくふつーの道路になってしまった。しかし店の外観も、店内も、そして売っているチョコレートも、いまも昔のまんま (夏になるとチョコレートが“溶ける”からといってお休みになる…いまでもそうなのかなあ)。このすわりにくいイスも昔のままで、最近は店の中に入ることも少なくなったが (相変わらず前はよく通るけど)、この席に座ってチョコレートを食べるでもなくコーヒーを飲むでもなく、よくビールを飲んだ。
2001年10月26日(金) ちょっと、かたづけなさい!
キヤノン・PowerShot S40
(スライドバリアの動きがもう少し滑らかだったらいいのになあ。ま、それでも他社の同じようなバリアの動きと比べるとスムーズなほうだけど。ただ、急いで閉じると、ときどき“脱線”することがあるので注意)



いつも原稿が遅れて遅れて迷惑をかけっぱなしのカメラ雑誌編集部。(すまん)
雑誌の編集部といえばどこも雑然とはしているけれど、ここもスゴい。しかし隣の編集部のH野編集長は「きょうはまぁ片づいているほうですよ…」と、この写真を見て平然と言い放ったぞ。コラっ、K出さん、そんな顔してないでさっさと机の周りを片づけなさいよ。コレコレ、M留さん、くわえタバコで仕事すんのはやめなさい、って言ってるでしょいつも。ほんとに、もー。
2001年10月27日(土) シャッターを切ると「ワンっ!」
キヤノン・PowerShot S30
(S40/S30は起動画面やシャッター音、セルフタイマー音を好みの音に変更できる。専用のキヤノンのホームページからもダウンロードしてそれをインストールできるが、いくつかの音がすでに入っている。ぼくはいまシャッターを押すと「ワンっ!」と音がする設定にしていて、それが大人気、大ウケでした)



街角をスナップしているときにシャッターを切るたびに「ワンっ」なんて音がするとやはり通りすがりの人は怪訝な顔をする。あたりまえだ。
怪しげな風体のオジサンが、人通りのほとんどない早朝の裏道を、小さなデジタルカメラを持って、ちょっと不思議な風景を、シャッターを切るたびに「ワンっ、ワンっ」と音を出しながら、スナップしているというのは、そりゃヘンだよなあ。
2001年10月28日(日) 
2001年10月29日(月) 締め切りを過ぎた原稿が
オリンパス・CAMEDIA C-40Zoom
(久しぶりにC-40Zoomを使ってみる。やはり軽くてちっちゃくって、うん、操作感も悪くないぞ。でもキヤノンのS30/S40を使った後だから余計に気になるのかもしれないが、レンズバリアーをスライドさせたときにレンズ鏡筒にガツンッとぶつかるたびにひやっとする)



こんなふうにノンビリと Photo of the Day を更新しているヒマなんぞないのだけれど。もし、締め切りを過ぎた原稿を待ってもらっている担当編集者が見たら、いい加減にしろ、そんなことをしているヒマがあるんなら原稿をはやく仕上げろ、と怒るだろうなあ (ラッキーなことに彼はこのホームページのアドレスを知らないのだ)。というわけで、さあ、今から急いでやってしまおう。昨日も「恵比寿」始発5時2分の地下鉄で「六本木」に。できることからコツコツと…。
2001年10月30日(火) プリンタ三昧
オリンパス・CAMEDIA C-40Zoom
(カメラボディの裏側にリモコンセンサーがある。付属のリモコンを使ってカメラの背後から、遠隔でシャッターを切ることができるというのだ。レリーズの代用にも使用できそうで、これは便利)



ここ数週間、ほかの仕事の合間を見つけては、あるいはその目的のために、新型デジタルプリンタのテスト三昧を繰り返した。なんだかんだと10数機種以上のプリンタをとっかえひっかえ使ってプリントしていた (こうしたプリンタのテストは時間がかかるのだ)。
今年はとくにエプソン対キヤノンのインクジェットプリンタ対決が熾烈で、画質にかんしてはもう実力伯仲どちらも“十二分に”文句のない高画質の域に達している。ただ、両者の画質の差には微妙なものがあって、写真画像に対するこだわり、というか写真表現の哲学の差ようなものを感じた。誤解を恐れず言い切ってしまえば、エプソンのほうが、写真画像とはなんぞや、ということをつきつめてクソ真面目に考えているような気がした。
2001年10月31日(水) 

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