Photo of the Day

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2002年3月1日(金) ライカのデジタルカメラ
ライカ・DIGILUX1
(PMAのライカ社ブースには松下電器と"共同開発"したデジタルカメラが並んでいた。パナソニックのLC5と同じだがデザイン(スタイリング)が異なる。そのスタイリングは、あっさりしていてなかなかよろし。メディアを差し替えてちょいとスナップしました)



ライカのブースにはこのデジタルカメラのほか、注目の新型Leica M7が発表されていた。もっともっと注目されて話題になってもいいはずなのに、PMA会場ではイマイチ盛り上がりに欠ける。もう、すっかりデジタルの時代になってしまったのか、と感じてしまった。

ダラスの空港内のホテルを真っ暗な早朝にチェックアウトして空港に。手荷物預けの時、飛行機に乗る直前に、また、ランダム・セキュリティーチェックを受けてしまう。不運。ようやく乗り込んだ機内は満席。約15時間 (拷問に) かかって小雨の成田に着いたら、もうぐったりへとへと。
本日もまた、早朝に事務所に来て、片づけもの、明日の用意 (今晩から福岡、熊本の出張) をしなきゃいけない。もうアタマはぐちゃぐちゃ…。
2002年3月2日(土) 
2002年3月3日(日) モデル撮影会
京セラ・Finecam S3x
(旧S3からこの新型S3xになって電池の持続性が向上したのを実感しております。ぼくは頻繁にメインスイッチをON/OFFして撮影するようにしているのだが---つまり撮影をするときだけONにして、その撮影が終わればすぐにOFFにする。省電力のためにはこの方法がいちばんよい---こうして撮影をしていれば64MBのSDカード2枚ぶんぐらいにフルに撮影画像を記録できる)



ぽかぽか陽気のフロリダから初春の日本に戻ってきて、いやあ、寒さがこたえます。翌日、福岡にやってきたのでありますが、ここは東京以上に寒い。その戸外でモデル撮影会の指導とぼくの写真を見ていただいての写真のお話 (アナログカメラのみでデジタルの話はいっさい、なし)。戸外の撮影会では、モデルは鳥肌を立てながらもよくがんばってくれました。こうした"がんばり"は、会を催しているスタッフの一生懸命さや熱意が自然とぼくたちに伝わるものです。ぼくもそして参加者の皆さんも、じつに楽しく気持ちよい撮影会となりました。本日は熊本で、そのつづき。
2002年3月4日(月) 
2002年3月5日(火) 戦いに「勝」?
オリンパス・CAMEDIA E-20
(E-10やE-20はぼくのようなガサツな人間には向いていないようだ。じっくりと腰を落ち着けて撮影するような"作品づくり"に適したカメラで、そうした撮影スタイルの人のためにはベストワンのカメラではないかと思う。というわけで次回は、ノンビリと風景写真を撮影するときに持ち出して使い込んでみようっと)



一年ぶりにアメリカに行ってみて「星条旗」の多さに強い印象を受けた。右を見ても左を見ても上も下も星条旗だらけだった。走っているクルマの多くも小さな星条旗をたなびかせているし、家々の玄関には星条旗、ガソリンスタンド、レストランなどなど、ともかくあちこち星条旗だらけなのである。しかしそりゃ当然で、じっさいに異国では"戦争"をしているんだから、アメリカ人のテンションはかなり高く、雰囲気もどこかぴりぴりしたところがあった。というわけで、ぼくもそのへんには神経質にならざるを得ずちょっと疲れたアメリカの旅でありました。
フロリダ州・オーランドのPMA会場内でスナップ。
2002年3月6日(水) 
2002年3月7日(木) 始発電車
キヤノン・PowerShot A40
(A40は3倍ズーム付き200万画素で、同時に発表になったA30のほうは同じ3倍ズーム付きでこちらは130万画素。ともに、コストパフォーマンスの高いことが特長の従来機種A20、A10の後継機である。あれこれ機能アップされて使いやすくもなった。意外と注目されないカメラだが、いま、もっとも"お買い得"の機種のひとつだと思う)



今日で三日連続、始発電車に乗って事務所に"出勤"であります。夜、帰宅するのも (ぼくにとっては遅く) 9時や10時。帰宅して風呂に入って夕食をとり新聞を少し読むのだが、もう眠くて…。朝は、別に目覚ましをセットするわけでもなく3時ごろには目が覚めてしまう。コーヒーを淹れて、昨夜、読み残した新聞を眺めたりしていると、もうそろそろ始発電車がくる時間。真っ暗な早朝の道をとぼとぼと駅に向かう。地下鉄の六本木駅では、朝帰りの人たちのラッシュアワーで、降りようとするぼくを押しのけて電車に乗り込もうとするメチャな若者も多く、ぼんやりしていると車内に押し戻されてしまう。やれやれ、であります。
2002年3月8日(金) 130万画素
キヤノン・PowerShot A30
(A30は130万画素ーーー有効画素数表記になると120万画素カメラとなるんだけどーーーのデジタルカメラ。このクラスの画素数のカメラを使うのは久しぶりだけど、数年前の120〜130万画素カメラの画質とは"月とスッポン"、素晴らしく良くなっている)



昨日から池袋サンシャインシティでIPPF (国際プロフォトフェアー) が開催されている。で、本日はこれから、その取材にでかけるのだけど、ああ、行きたくない。あまりたいしたもんも出品されていないようだし、それに、片づけてしまわなくちゃならない原稿が"山"のようにあって、その池袋までの往復の時間が惜しい。…ぶつぶつと、またグチっぽくなってしまいました。
2002年3月9日(土) オーバー600万画素のEOS D60
キヤノン・EOS D60+EF70〜200mmF2.8L IS
(EOS D60はD30のバージョンアップ機種。外観を見る限りほとんど変わらないが約600万画素のCMOSセンサーを内蔵させている(CCDではない)ことが最大の特徴。画素数だけを見ると最高機種のEOS-1Dの400万画素を越えてしまうほどのハイレベル機種に変身した。実販価格は30万円をわずかに下回るぐらいだそうで、そのような価格で600万画素のデジタル一眼レフが手に入るようになったわけで、写真のデジタル化の進み具合は猛烈だ)



EOS D60は前モデルのEOS D30と外観は同じだがその中身は"大きく進化"している。300万画素程度あれば充分だと思っていたけれど、こうして600万画素の画像を見てみるとその精細さに感服する。しかしいっぽうで、自分の撮影技術のつたなさを思い知らされて愕然ともするのだ。ピントとカメラブレ。この二つをいい加減にして撮影をしたりすると、取り返しのつかないしっぺ返しが自分を襲う。このことはニコン・D1xを使ったときにも痛いほど感じたことだが、カメラは35mm判の一眼レフではあるが、じつは中判カメラあるいは4×5判カメラを使っているぐらいのしっかりした覚悟で扱わないと、せっかくの600万画素を充分に生かすことは難しい。
2002年3月10日(日) CMOS撮像素子
キヤノン・EOS D60+EF70〜200mmF2.8L IS
(EOS D30は撮像素子としてCCDではなく、それまでなにかと疑問視されていたCMOSを (はじめて本格的なカメラに) 採用したことでも注目を集めた。発売される直前にも、他のメーカーの関係者も「CMOSなんて大丈夫なんでしょうかねぇ」なんて言っていたが、D30が出回ってその画像を見ると、ぱったりと、誰もCMOSについてものを言わなくなった。そして630万画素のCMOS撮像素子を使ったEOS D60なのだ)



被写界深度は撮影した画像の拡大倍率に大きく依存する。つまり八つ切り程度のプリントサイズを明視距離(約30〜40p)で見たときに、ボケていることを肉眼で確認できないぎりぎりの点を許容錯乱円として、その点(円)を基準にして被写界深度が決められている。だから、たとえば八つ切り以上の大きなプリントを、眼を近づけて見たりすれば許容錯乱円は"許容"されずボケとしてはっきり見えてくる。ところが高画質のデジタル画像は、いきなりディスプレイに巨大な画像として表示されるので、いままでの被写界深度の概念にあてはめることができなくなるのだ。
2002年3月11日(月) Sarasotaの海岸
キヤノン・EOS D60+EF70〜200mmF2.8L IS
(EOS D60のAF測距はD30と同じく3点ワイド測距フレームだが、D60になって合焦するとその測距フレームが赤くスーパーインポーズされるようになった。暗い場所での測距性能も"かなり"アップしてイライラすることも少なくなったが、しかし、まだまだAFの合焦速度など、とくに動く被写体に対する測距性能などには不満はある)



いつもは3点のワイド測距フレームの真ん中のフレームだけ選択してピント合わせをしているのだが、このような"動く被写体"にピントを合わせるときは、3点のフレーム自動選択モードとサーボAFモードを選ぶ。でも、うーん、なかなかピントを合わせてくれずシャッターが切れない。これも、カモメがこちらに向かって飛んでくるときを狙ったつもりが、アッチのほうに飛び去るときにようやくシャッターが切れる始末。おいっ、しっかりしろよD60。
Sarasota は、あのマナティの住む場所として有名なんだそうだが、ゆっくり見に行く時間がなかった。
2002年3月12日(火) 愛宕山ふもとからの東京タワー
キヤノン・PowerShot A40
(ひと昔前の、キヤノンのデジタルカメラのオートホワイトバランス性能に比べれば、このA30もA40も格段によくなっていて、ちょっと大袈裟な物言いだが、隔世の感がある。まず、ばらつきがきわめて少なくなったこと、そして、よりその場の自然光を考慮した補正になっていることなどである)



東京は、いま、あっちこっちで高層ビルの建設ラッシュである。ここ2〜3年すると東京都心の風景もかなり変化してしまうんじゃないかなあ。数十年前、はじめて東京に来たときもっとも印象的だったのが、このミニチュアのような東京タワーと巨大な"建築物"としての皇居、そしてがらーんとした空き地に建つ新宿の京王プラザホテルだった (ところで、ぼくのはじめての東京入りは、東海道線で東京駅に着く、というオーソドックスな"上京"ではなく、中央線経由で新宿駅に着いたのが生まれて初東京体験で、その新宿の人混みを見て驚き、迎えに来てくれた友人に「お祭りでもあるんか?」と聞いたほど、あんな人混みは京都では祇園祭のときぐらいしか経験しなかったからだ) 。
2002年3月13日(水) ISO感度自動設定モード
ソニー・Cyber-Shot DSC-P71
(このP71は3倍ズーム内蔵の300万画素カメラ。スタイリングはDSC-P5やP3などに似てはいるがそれらよりもふたまわりほど大きい。小型のインフォリチュウム電池ではなく単3型乾電池2本を使用しているからだ。同時に発表された200万画素、単焦点レンズ内蔵のDSC-P31も同じく、単3型乾電池2本を使用する。単3型乾電池を使うデジタルカメラは、今年からのひとつのトレンドとなってくると思う)



DSC-P71はISO感度がISO100からISO400相当まで設定できたり、あるいはカメラ任せの自動感度設定モードもある。この感度自動設定で撮影していたのだが、この写真のようなやや暗い室内でフラッシュを強制OFFにして撮影をすると、なんと、ISO320ぐらいまで感度アップされてしまう。たしかに、カメラブレは防げてシャープな写真にはなるが、いっぽうではやはり感度アップによる画質の低下は避けられない。画質はいいけれどブレた写真なのか、画質は多少劣るけれどピントの合ったシャープな画像のほうがいいのか、ちょっと悩む。

久しぶりに CAR of the Weeks をアップデート。こうしたクルマの写真はロッカーにまだまだワンサカと入っていて自分でもいささか驚く。
2002年3月14日(木) デジタルズーム
ソニー・Cyber-Shot DSC-P31
(DSC-P31は単焦点レンズ内蔵の200万画素カメラ。上位機種のP71と同じく電源に単3型乾電池を2本使用する。このP31にもデジタルズーム機能が入っていて、ソニーはいつもこのへんのツクリがうまいなあと感心するんだけど、ズームレバーを操作して液晶モニターを眺めていると、まるで"ホンモノの"光学ズームレンズが内蔵されているように見えてしまう)



昨日でフロリダから戻ってからの"地獄のような"日々が、ようやくいちだんらくした。二週間近く、始発電車あるいはその次の電車に乗って事務所に通う日が続いた。今日はもう少しゆっくり来ればよかったんだけど、もうクセになってしまったのか同じように同じ時間に事務所に向かう。

昨日あるメーカーの新型機種のプレゼンテーションがあった。このメーカーは技術的には大変に素晴らしいものを持っているのだが、その技術を"生煮え"のまま新製品に盛り込んでしまうというクセが昔からあって、見せていただいた新製品のひとつも、そんな昔からの"伝統"がきっちり受け継がれていました。
2002年3月15日(金) 
2002年3月16日(土) MZ 1からMZ 2に
サンヨー・DSC-MZ 2
(MZ 2はMZ 1の改良版。画質の向上、省電力化などがおもな改良点で基本性能、外観などはほとんど変わっていない。画質についてはまだMZ 1と比較撮影していないのでなんともいえないが、電池の持ちについては体感的に"かなり"よくなった印象を受けた。とはいっても、MZ 1がちょっと消耗度が急すぎたのだけれど…)



カラーネガフィルムを使用することは、最近、とくにない。限りなく100%に近く、カラーネガの使用はない。意外だったのは先日、ある雑誌でフィルム全般について座談会をやったのだが、出席者のうちの2人 (ま、いちおうカメラマンということになっているが) が家族の写真を撮影するために (とはいっても奥さんを写すためで、まだ子どもはいない) 積極的にカラーネガフィルムを使っているというのだ。ぼくについて言えば(1)フィルムカメラには (よほど特別な目的がない限り) カラーリバーサルフィルしか入れない、(2)妻を積極的に写す習慣がない、(3)子どもを写すときも(家族の記念写真も)リバーサルフィルムかデジタルカメラ、(4)カラーネガで撮影してその仕上がりを見てがっかりするのがイヤ、(5)たとえ家族の写真、記念写真であっても、被写体を問わず最終仕上がりの曖昧なカラーネガで写そうという気が起こらない。(6)家族の写真アルバムを"見る、作る、懐かしむ"ことにほとんど興味がない、などなどであります。家族は人一倍大切に思っているけど…家族をカラーネガで写さないの、ちょっとヘンかなぁ。
2002年3月17日(日) 
2002年3月18日(月) 桜咲く
オリンパス・CAMEDIA C-2 Zoom
(C-1、C-1 Zoom、C-2、と続いて、そして200万画素のズーム内蔵のC-2 Zoom。電源には単3型乾電池またはリチュウム電池のCR-V3を使用する。多くの200万画素クラスの機種が1/2.7inch型CCDを使用しているのに対して、この機種は1/3.2inch型。これだけを見て「CCDの素子サイズが小さいから画質はダメ」と、きわめて短絡的に判断してしまう人がいるようだが、もうそうした素子サイズだけで画質を云々する時代じゃないと思うけどなあ)



我が家のそばの「ブタ公園」の桜の木はまだまだ堅いつぼみ状態だったが、駅前横町のこの桜の木はすでに満開でありました。小さな、ぼろぼろの発泡スチロールの箱に"植えられた"桜の木で、それでも義理堅く春になると花を咲かせてくれる。ぼくがスナップしていると、通りすがりのおばあさんが「ほんとにけなげな桜ですねえ…」と。
2002年3月19日(火) 花粉症
キヤノン・EOS D60+EF16〜35mmF2.8L
(D60はD30に比べて多少、サチュレーションが抑えられた絵づくりなっているようだ。どちらかというとEOS-1Dに似た色調で、とくにD60とD30を同じ被写体で撮り比べてみるとD30の彩度の高さが目立つ。D30を使っているときにはほとんど感じなかったこと)



人並みにぼくも花粉症でツラい日々を過ごしております。でも、ぼくの症状なんかまだマシなほうなんだろうなあ。いろいろ話を聞くと、そりゃあもっともっとツラい思いをしている人もいるようだ。先日なんぞ、ガスマスクのようなものですっぽり顔を覆って人混みの中を歩いている人を見て仰天した。突然、眼がかゆくなって涙が出て、そうするとファインダーを覗いていてもピントがなかなか見えづらくなってくる。えーいっ、ままよ、とAFだけに頼って撮影をすると、こんなときに限ってアウトフォーカスになってしまうのでありますよ。
2002年3月20日(水) カメラの基本性能
キヤノン・EOS D60+EF28〜135mmF3.5〜5.6
(AFの性能はかなり向上はしたけれど、やはりレスポンスにはいまだに不満も残る。EOS-1Dと比べては酷だけれど、1DやフィルムカメラのEOS-1VとかEOS 3などを使ったあとにEOS D60を手にするとその"落差"に愕然とする。オーバー600万画素というハイスペックを内包しているからこそ、いっそうそうしたカメラとしての基本性能が気になってくるのかも知れない)



D60はメモリーカードをはじめて装填したときは、初回の起動時間は遅い。メディアのチェックをしているからだ。しかしいったんそのメディアの情報を覚えてしまうと、次からの起動時間は大幅に短縮されるようになった。D30では起動するたびにメディアをチェックしていて、これが大変にまどろっこしかったのだがD60はその時間が短縮されてかなりスピーディーになった。とはいってもやはり、フィルムカメラに比べると (当然のことだけど) スイッチONで即、シャッターを切る、ということができない。とくに、メインスイッチをOFFにしていたりオートパワーOFF機能が働いてスリープ状態にあったりすると、D60の"目覚め"はいかにもノンビリとしていてシャッターチャンスを逃す。そこで、いまはオートパワーOFFの設定時間を"切る"にして、できるだけ"思ったときにシャッターが切れる"ようにして使っている。
2002年3月21日(木) 
2002年3月22日(金) 今日からフォトエキスポ2002
キヤノン・IXY Digital 300a
(IXY Digital 300がモデルチェンジされて"a"が付いた。基本性能や操作部などはほとんど変わらずだが、もちろん外観スタイルが少し変更された。大きな変更点といえばメニュー画面、十字キーボタンの採用、長時間露光機能、音声録音そして再生などなど)



本日からフォトエキスポ2002が東京のビッグサイトで始まる。で、そこで撮影実践セミナーとかなんとかの、ま、写真教室をやる。ぼくは諏訪クンと交代でデジタル講座を担当させられた。昨年と同じで、初級、中級、上級と区分けしてお話をすることになっている。写真の左が同じく写真教室の講師を務める小林クン、右が諏訪クン、というわけであります。昨日は"予行演習"のつもりが、ほとんど用意ができていなくて、これから早めに行ってパソコンのチェックなどしなきゃいかんのだ。
2002年3月23日(土) 
2002年3月24日(日) フォトエキスポ2002、オネイチャン撮影会
キヤノン・IXY Digital 300a
(この300aは200万画素。せっかくモデルチェンジするんならこの際、300万画素にグレードアップしてくれりゃよかったのに、と言っていた人がいたけど、ぼくはそうは思わない。使ってみて画像を見てみれば、このカメラには200万画素がちょうどピッタリ合っているようなのだ。それにこの300aの200万画素画像は、うん、なかなかよろしいのだ)



フォトエキスポ2002の会場内スナップであります。カメラメーカーの多くのブースでは大胆な衣装を着たオネイチャンが愛嬌を振りまいていて、それを撮影しようと多くの人がまわりを取り囲んで、そりゃもう、あちこちで人のカタマリができていて、押すな押すなっ、の大盛況のブースもある。同じような"カメラショー"であるが、先日のアメリカでおこなわれたPMAとは月とスッポンぐらい雰囲気は違う。別段、ぼくはエラそうに言うつもりはないけれど、もうそろそろ"大人の雰囲気"を持ったカメラショーにするように転換すべき次期に来ているように思うんだけどなあ。
2002年3月25日(月) 写真教室デジタル編
キヤノン・IXY Digital 300a
(旧IXY 300は録音はできるんだけどカメラでそれを再生することができなかった。新300aにはスピーカーが内蔵されたので録音した音声をその場で再生確認することができるようになった。やはり録音ができるんならそのカメラ自身で再生できなけりゃいかんよね)



東京のフォトエキスポ2002が昨日の日曜日に終了。ぼくたちがおこなったデジタル講座は昨年に比べて多くの人たちが聞きに来られた。この一年でデジタル写真が急激に広まったからだろう。でも、話の内容は写真撮影の初歩的なものが中心で、とりたてて"デジタル"ならではの話の内容ではなかった。こうした話を続けているうちに、そして皆さんの反応をうかがっているうちに「もうちょっとデジタルに偏ったテーマにマトを絞って話をすればよかった」と反省をいたしました。でも、また同じ内容の話を来月の12日から三日間、大阪でやることになっているんであります。ま、今年はしょうがない。
2002年3月26日(火) 桜咲く、ブタ公園
キヤノン・IXY Digital 300a
(300aになってボディ背面の操作部に新しく十字型タイプの4つの操作キーが設けられた。ここに測光、ストロボ、遠景/近接、連写/セルフタイマーのそれぞれのモード切り替え機能が振り分けられている。いままでメニュー画面で選択しなければならなかった機能も、ボタン操作だけですばやく切り替えられるようになっていちだんと使いやすくなった)



恵比寿・ブタ公園 (と我が家ではそう呼んでいる近所の小さな公園でブタの"置物"が数個置いてある) の桜。数日ぶりにこの公園を通るルートで日比谷線・恵比寿駅に向かったのだが、もうすっかり満開になっていた。早朝の、小雨が降るなかの桜見物もなかなかオツなもんでありますが、そうもゆっくりしてられない。急いで事務所に行って締め切りが過ぎた仕事を片づけなくちゃなりません。
2002年3月27日(水) 雨が降る前に
オリンパス・CAMEDIA C-3100 Zoom
(このオリンパスの3倍ズームレンズ内蔵の、3MBや4MBの、C-3000やC-4000シリーズの"違い"がどうもよくわからない(2MBタイプのC-2000シリーズあるけど)。画素数だけでなく微妙にレンズの焦点距離や開放F値が違ったりして、ちんぷんかんぷん。でも、この、とくにC-3000シリーズは新製品のたびに"確実に"製品が良くなってきているぞとの印象を受ける)



天気予報では本日は終日、雨。朝、5時頃のTVの天気予報を見ていたら「もうすぐ雨が降り出すぞ」と。傘を差して歩くのがイヤなので、急いでコーヒーを飲んで新聞を読んで雨の降り出す前に出かけることに。どんよりした早朝の朝の道は昨夜の雨でまだ黒く濡れておりました。静かでしっとりとした春の朝。
2002年3月28日(木) 六本木の葉桜
キヤノン・EOS D60+シグマ100〜300mmF4 HSM
(このシグマの100〜300mmF4は少し大きくて重いけれど、大変に描写性能の良いレンズだ。HSM、つまりシグマが"独自に開発"した超音波モーターを内蔵したレンズでもある。ややフロントヘビーの、レンズ先端部のほうがずしりっと重いレンズで、ホールディングバランスは良くはないのだけれどその写りの良さに惹かれて、ニコンマウントとこのキヤノンマウントの2本を持っている)



事務所のベランダから眺める早朝の、風に揺らぐ桜。後ろのビルに朝陽が反射して少しオレンジ色に染まる。東京はこれだけの大きな都会にもかかわらずあちこちに桜の木があって歩いていてもじつに楽しい。京都なんか街を歩いていてももっと桜の木に巡り会えてもよさそうなものなのに、ぼくの記憶では京都の街並みと桜の花がぜんぜん結びつかない。むしろ、京都の春の花といえば白い木蓮の花のほうが印象に残っているのだけど、この花は見るとなぜか悲しくなってきて好ましく思わず、だからぼくは春の京都はあまり好きではない。
2002年3月29日(金) 連翹[れんぎょう]
オリンパス・CAMEDIA C-3100 Zoom
(使っていてマクロ撮影モードでどうもピントが思ったようにこないことが何度かあった。で、あるルートを通して最新版のファームウエアソフトを手に入れてアップデートしてみた。しかし相変わらずクローズアップのとき、ピントが合ったり合わなかったりなのである。うーん、ちょっと気になるなあ…)



クルマがびゅんびゅん通り過ぎていく都内の道路わきに咲く「れんぎょう」---と思うんだけどぼくは花の名前はとんとワカランでありますからアテにはならぬ。で、インターネットの検索システムで調べたら (いやあ、ほんと便利ですねえ) どうもやっぱり「れんぎょう」のようでした。偶然、見つけたんだけどこの、「季節の花 300」のホームページは、花音痴のぼくでも見ていてとっても楽しい。
2002年3月30日(土) 新緑の美しい季節
オリンパス・CAMEDIA C-2 Zoom
(ちょっと前からオリンパスのデジタルカメラには独自の省電設計が取り入れられていて、このC-2 Zoomも単3型乾電池2本ではあるが"かなり"の撮影枚数がかせげる。アルカリマンガン乾電池を入れっぱなしにしていたのだが、とうとう電池切れ。でもこんなに"持つ"とは信じられないほどだった。実販価格が29800円ぐらいというこの200万画素カメラは、ちょっとお買い得かも)



昨夜来の雨がやんで今朝は爽やかな風が吹く快晴。こんな日はもちろんカメラを持って散歩がてら事務所に歩いていく。セーターをはおってちょうどいいぐらいの暖かさであります。土曜日なのでクルマの通りも少なく道路の真ん中をぶらりぶらり右に寄ったり左に行ったりもできる。デジタルカメラ、フィルムカメラを3台持って出たのだが (というよりたまたまショルダーバックに3台が入っていた) 、でもプロにはあるまじき失態で、あっというまに撮影途中でデジタルカメラは電池切れ、フィルムカメラはフィルムがなくなってしまいました。
2002年3月31日(日) 小さな400万画素カメラ
ソニー・Cyber-Shot DSC-P9
(300万画素のP5とほぼ同じ大きさ同じスタイリングで、今度はそれを400万画素にしたのがこのP9…P5からP7を飛び越えていきなりP9になったわけだがなにかワケありで興味津々。300万画素が400万画素になったことや外観の変化以上に"中身"がいろいろ良くなっていることのほうに注目)



午後、クルマで世田谷区の芦花公園のほうに出かけたんだけど、昨日は30日の土曜日で天気もすこぶる良くってそのせいだったのだろうか、いやはやすさまじい渋滞で、六本木から環八にたどり着くのだけでひと苦労。環八もまたこれ大渋滞で我慢しきれず横道に入ったらそれもまた渋滞でありました。結局、行って帰ってたったそれだけで3時間半もかかったわけで、新幹線に乗ってりゃ、岡山あたりまで行ってるんだろうなあ…。渋滞の中、30年以上も前の古いクルマなんだもんで心配で水温計を睨みっぱなしだったけど、70度cを超えたあたりで指針はぴたりと止まったままで、ほーんと調子のいいクルマであります。このクルマに乗れるきっかけを作ってくれた、T中さん、感謝してます。

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