Photo of the Day

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2005年11月1日(火) 

2005年11月2日(水) 

2005年11月3日(木) 

2005年11月4日(金) 

2005年11月5日(土) ようやく、発表になりました…ね

ニコン・D200 + DX VR 18〜200mmF3.5〜5.6G
 やっと出てきましたね。D200という機種名も予想通りでした。例のニコンの後藤さんが苦笑いしながら「事前にみなさんに名前を付けられてしまいました…」と話をしていました。でも、D200だからD100の後継機種というわけではありません。いや、ラインナップ上はそうかもしれませんが、実際に手にして使ってみればD100は“遠い昔の縁もゆかりもないカメラ”のような気がするのです。だから、いまさらD100とスペック比較などをしてもまったく意味がありません。ぼくは、D200はD2Xの兄弟機種、D2Xジュニア、という受け取り方をしています。中身は限りなくD2Xに近く、一眼レフカメラとしてのメカ的な完成度は大変に高い。画質や機能を含めたデジタル部は、これはD2Xを凌いでいるのではないか、と思わせるところがいくつかありました。




 D2Xジュニアとは言っても、D2Xと同時使用するとなると、これがちょっと厄介でして、ひとつは色調が違う、もうひとつは微妙に操作性が異なるのです。操作性の違いについては、たとえば慌ただしい撮影現場などで両機種を同時操作すると少しイラついてしまうことなきにしもあらずです。標準設定での色調は、D2Xよりもほんのわずかに彩度が高めの印象でした。どちらかと言えばD50に近い色調のようでした。もともとの「フィルムが違う」といった感じなのです。が、それよりもオートホワイトバランスモードで、撮影条件によってかなり色調が異なってしまう現象が (数回) 見られたのが気がかりでした (ベータ機種です)。階調描写性能については、これは文句なしにD200が優れていました。とくにハイライト部の階調描写がいいです。D2Xが決して悪いというわけではないのですが ―― ハイライト部の描写が少しトビぎみになることはありましたが ―― D200のほうが、いやあ、だんぜん良かったですねえ (同じ条件で両機種をさんざん撮り比べをしてみた結果)。
 D200には、これっ、といった目玉機能はないですが、基本性能をきちんとおさえた素晴らしくデキのよいカメラでした。

2005年11月6日(日) 

2005年11月7日(月) 手ブレ補正効果「4段」の高倍率ズーム

ニコン・D200 + DX VR 18〜200mmF3.5〜5.6G
 それにしてもD200はぼくのまわりでも大変に注目度が高いですね。そして評価が高い。実際に撮影しないまでも、手にしてあれこれ操作して空シャッターを切っただけで、「欲しいなあ…」とか「いいなあ…」とつぶやいています。でも、どうなんでしょうか、こうした絶賛に近い評価を受けて、それに見合っただけ売れるでしょうか…ちょっとそれが心配です。心配の理由はいろいろあって(D200にモンダイがあるわけじゃあないです)簡単に説明できないのですが、ひとつは出てくるのがちょっと遅すぎたということ。どれだけ魅力的なカメラが出てきたからといっても、待ちきれずにすでに他の機種を買ってしまってれば、すぐに買い換えたり買い増ししたりはできないのではないか、と思うわけです。「D100の後継機は必ず出す」とニコンはことあるごとにメッセージを伝えていましたが、そのメッセージを聞いてからもうかれこれ一年以上になるんですものねえ。待ちきれず我慢ならずキヤノンに行っちゃった人も、ぼくの知り合いにも数人いますから。




 同時発表されたDX VR 18〜200mmF3.5〜5.6ズームも大変に注目されています。ぼくも大いに注目し魅力を感じておりまして、いまD200で撮影しているカットのほとんどがこのズームを使ったものばかりです。ややシャープ感の足りない描写はともかくとして、この一本でほとんどの撮影が事足りてしまうし、そのうえ、手ブレ補正の「VR」が新しく「VR II」となって手ブレ補正効果が「3段分」から「4段分」になったことも、このズームが手放せない理由です。どこのメーカーもそうですが、3段分とか4段分といった“数値”を発表するとき必ず“ひかえめ”に言います。とくにニコンの場合は、こうした数値発表にはかなり神経質でして、決していい加減なことは言いません。ニコンが「4段分の補正効果がある」と言えば、場合によっては5段分の効果があると解釈してもいいでしょう。ただし言うまでもないですが、手ブレ補正効果は個人の技術差や撮影状況によって異なりますから、誰でもが同じように4段分の恩恵に預かれるとは言い切れませんけれども。
 ところで、ちょっとツマらん実験をやってみました。焦点距離200mm(実質的には300mmです)にしてシャッタースピード1/4秒で、柱に寄りかかりながらですが、5カットづつ何度か被写体を変えて撮影してみました。すると、そのうち平均すると、2〜3カットがピクセル等倍で見て「なんとか使えるんではないか」というレベルのものでした。それにしてもたいした手ブレ補正効果ではありませんか、感心。

2005年11月8日(火) 

2005年11月9日(水) 

2005年11月10日(木) ほんとに、フル充電から1800コマも撮れるのかな

ニコン・D200 + AiAF 85mmF1.8
 D200のリチュームイオン・バッテリーが「新型」になりました。形状、大きさはD70s/D50のものとまったく同じです。D200の新型バッテリーをD70s/D50に使用することはできるのですが、「旧型」をD200に使用することができません。新型バッテリーにはID機能(ニセもののバッテリーをD200が拒否する機能)や、D2Xのバッテリーと同じようにバッテリーの残容量、つまり電池の減り具合をパーセンテージ、撮影回数やバッテリーの劣化度をモニター画面に表示する機能を備えています。D2Xを使っていて、いつもぼくが感心していることは、この残量表示などのバッテリー管理機能です。ソニーのインフォリチューム電池も(こちらはだいぶ前からですが)そうした機能があってイイなあと思ってました。その点、キヤノンのカメラはバッテリー残量の表示がかなりアバウトで使っていて心配になることもあるのです。




 D200はその新型バッテリーをフル充電した状態から使い始めれば「約1800コマ」も撮影ができると“豪語”しているのですが、しかし実際に撮影をしてみたら、とてもとてもそんなにたくさんのカットが撮れるようではありませんでした。バッテリーの減りがニコンのカメラとは思えぬほどに急激なのです。何度か、フル充電してから撮影を繰り返してみたのですが、たとえば「250回(コマ数ではなく撮影回数が表示されます)ほどシャッターを切ってバッテリー残量が27%」といった具合でありました。
 ということは、大雑把な計算ですが、このまま撮影を続けますと結局、フル充電からでも340回ぐらいしかシャッターが切れないということになりますね。このときRAWとJEPGの同時記録でしたから、コマ数計算をしたとしても2倍の「680コマ」です。「約1800コマ」には遠く及びません。なお撮影スタイルはごくごくフツーでして、もちろん内蔵フラッシュは一度も発光していません。液晶モニターもそれほど頻繁に再生表示させていたわけでもありません。先日も言いましたが、こうした「数値」については厳密なハズのニコンなのにこれは少し不思議でした。

2005年11月11日(金) 

2005年11月12日(土) 

2005年11月13日(日) ペンタックスのカメラは昔から今も好きですよ

ペンタックス・*ist DS2 + DA 40mmF2.8
 ペンタックスの、とくに一眼レフカメラはデジタル、フィルムにかかわらず大好きです。気を使うことのない昔からの友人と話をしているようで、カメラを操作して撮影をするにしても、そのカメラが最新型カメラであっても、すぐに使い慣れたカメラのように扱えます。そもそもペンタックスのカメラを使い始めたのはスクリューマウントのSPからですから付き合いは長いです。そのSPからいまのデジタル*ist DS2まで、35mm判はもちろん645判、67判、そして110サイズのほとんどすべての機種を“使い倒し”ました。それらのカメラの中でただひとつの機種 ―― MZ-Sです、これだけは馴染めませんでした ―― を除いてみんな好きでした。ですから、この新型の*ist DS2も、良いカメラかどうかよりも (ぼくは良いカメラだと思ってますけど) 好きなのですから、それでいいじゃないか文句あるかっ、といった気分で楽しく使ってます。




 そんなペンタックスの一眼レフカメラですが、そのカメラの機能を十二分に使いこなしているかと言えばそうでもないようです。というのも、この*ist DS2を使っていて、なんだっこんな機能があったのか、と先日、驚いたばかりなのです。「デジタルフィルタ」の機能です。ま、はんぶん、お遊びのような機能ですが、こういった機能を一眼レフカメラにぽーんっと入れてくるペンタックスは、ほんとおもしろいですねえ。撮影した画像をカメラ内で特殊画像処理をしてしまう機能です。再生モードでデジタルフィルタをメニューから選ぶと、モノクロ(白黒)、セピア、ソフト、そしてスリム(人物の顔がほっそり見えるように処理、呆れて笑ってしまいます)の画像処理が選べる画面に切り替わります。カメラ内で処理して変換したあとメディアに保存されます。もちろんオリジナル画像はそのまま残ります。ですから、たとえば他のカメラではモノクロモードを選んで撮影してしまうと、それをカラー画像に“戻す”ことはできませんが、しかしこのデジタルフィルタではカラーとモノクロの両方が保存されます。
 そんな画像処理はあとでゆっくりとPCを使ってアプリケーションソフトでやればイイじゃないか、という意見はもっともです。*ist DS2にはもっとほかにやることがあるじゃないか、という意見ももっともです。でもいいじゃないですか、そんなムツかしいこと言わなくても。

2005年11月14日(月) 

2005年11月15日(火) できないのか、やろうとしないのか

ペンタックス・*ist DS2 + DA 14mmF2.8
 *ist D、*ist DS、*ist DL、そして*ist DS2と、いちれんのモデルチェンジをしてきましたが、DからDSになったときは大きく変わりましたが、そのほかのモデルチェンジははっきり言ってマイナーチェンジ、“中身”はほとんど同じままです。DLはDをベースにしてファインダー光学系がプリズム使用からペンタミラーに替わって液晶モニターが大きくなりました。DS2はファインダー光学系はDと同じで、DLと同じ2.5インチ型の液晶モニターを搭載しているだけで、撮影機能、メニュー表示などはDS、DLと(ほぼ)同じです。だから、あまり変わり映えがしません。画質についても、CCDはまったく同じですが、画像処理が少しづつ改善されてはいますが、大きな差はありません。せっかくモデルチェンジするなら「もっとほかにやることがあるじゃないか」と思うのはこういうことも含めてのことです。




 こうしたマイナーなモデルチェンジで“お茶を濁したくない”という気持ちは誰よりもペンタックスの開発の人たちが重々承知のことだと思います。でも変わり映えのするモデルチェンジをしようとすると“大金”がかかります。時間も人手もかかりますから、難しいことはこちらも重々承知です。でも、せっかくのモデルチェンジなのですから、もう少しナンとかして欲しかったというのが正直な気持ちです。
 DSからですけれど、画像仕上げモードとして「鮮やかモード」と「ナチュラルモード」が選択できるようになりました。ぼくはナチュラルモードが好きでこれをディフォルトにして使っているのですが、被写体の状況に応じて鮮やかモードに切り替えることも頻繁です。この鮮やか、ナチュラルのモードを選択したのち、さらに彩度、シャープネス、コントラストのパラメータ設定ができます(ここもよく使います)。ところが、たとえば鮮やかモードでパラメータ設定をしてしまうと、こんどナチュラルモードに切り替えると鮮やかモードで設定したパラメータをそのまま引きずってしまいます。これが困るんです。とうぜんながら、鮮やかモードのパラメータ調整とナチュラルモードのそれとは違うのですから、それぞれ独立して設定ができるのが当たり前。DSが出たときからお願いをしているのですが、できないのか、それともやらないのか…。

2005年11月16日(水) 

2005年11月17日(木) 

2005年11月18日(金) あれこれ想像の域を越えませんが…

ソニー・Cyber-Shot T9
 薄型のボディに屈曲型3倍ズームレンズ内蔵のTシリーズには、いま思いつくだけでT1、T3、T11、T5、T7などがありましたが、その中ではこのT9が“ダントツ”にいいですね。最新型のカメラなんだからイイのは当たり前といってしまえばそうなんですが、それはそれとしてぼくはもともとこのTシリーズのカメラにあまり好感を持ってなかったのに、手にしてほんの数カット写しただけで「おおっ、いいじゃあないか」と思ってしまった次第です。そうした感想を持った上で見ているからかも知れませんが、レンズ描写も画質もなかなか良いようです。レンズまわりが ―― あいかわらずバリオテッサーと名付けてますが ―― いままでのTシリーズのものと少し違っているように思えます。




 光学式手ブレ補正機構を内蔵しているから違っているのは当然ですが、でもそれにしてもいままでと違ってナンだか描写が良いのです。このT9に内蔵の手ブレ補正機構は、これはぼくの勝手な想像ですけれど、おそらくあのメーカーのものではないかと。ですからレンズユニットごとそっくりあのメーカーが作ったものかもしれませんね(コニカミノルタじゃあなさそうです…)。ま、ソンなことは“いまのデジタルカメラ”ではどーでもいいことなんですけど ―― ユーザーにとって結果オーライだったらどのメーカーとどうしようが知ったこっちゃないです ―― もしそうだとすればいろいろとおもしろい展開が今後見られる可能性もありそうです。
 再生画像をさまざまなバリエーションでスライドショー表示する機能を持っています。おもしろいです。T9は600万画素なのですが、その大きなサイズのJPEG画像をスムーズに高速にあれこれ変化させながら(同時に音楽も流れます)表示させるのを見たとき、1〜2年前かな、ニューコアテクノロジー社が同じようなデモンストレーションをやっていたのを見た記憶があります。その技術を流用しているのかも知れませんね。そのニューコアテクノロジー社については興味津々の話があれこれあるのですがそれはまた。

2005年11月19日(土) 

2005年11月20日(日) デジタルカメラはまだまだおもしろくなります

ソニー・Cyber-Shot T9
 T9に内蔵の3倍ズームレンズは屈曲型とか屈折型とよばれているものです。プリズムや鏡を使って前方から入ってきた光を直角に曲げボディ内のレンズ群にみちびきます。こうした屈曲型ズームレンズのレンズ光学系がボディの“横方向”におさめられている機種もありますが、このT9では“縦方向”に入っています。つまりズームレンズの後端部はボディ底部側になり、その底部に1/2.5型600万画素CCDが配置されています。同じような屈曲型ズームレンズで手ブレ補正機構を内蔵したカメラとしてコニカミノルタのDiMAGE X1がありますが、こちらはボディ内の“レンズユニットごと”動かしてブレを補正します。メカニズム的には難易度も高いし、画期的な方式といえるでしょう。ところがT9のブレ補正は構成レンズ群の中の一部のレンズだけを動かしてブレを補正するレンズ光学方式で、方式としてはじつにオーソドックスではあります。でも、屈曲型ズームレンズにレンズ光学式手ブレ補正機構を組み込んで製品化させたのはこのT9がはじめてなのです。




 ところで現在、手ブレ補正の方式としては、大別して「メカ式」と「ソフト式」にわけられます。メカ式は、レンズ群の一部を動かす「レンズ光学式」、撮像素子そのものを動かす「撮像素子シフト式」、そしてDiMAGE X1の「レンズユニットスイング式」があります。ソフト式は、かってソニーのQUALIA 016に簡易的でしたが搭載されていましたし、動画のみに対応したソフト式手ブレ補正を採用した機種もあります。ソフト式はいまよりもっと進化するはずです。
 デジタルカメラが高画素化するにしたがって「ブレ」を防ぐことの必要性ががぜん高まっています。各メーカーともイイものを作ろうと開発を急いでいるのですがしかし「特許の壁」が大きく立ちはだかりなかなか製品化できないのが現状です。しかし、あれこれ涙ぐましい工夫をして特許にひっかからないようにして、なんとか製品化するように努力をしているメーカーもあると聞きます。ですから、来年には手ブレ補正を組み込んだカメラがいまよりももっと出てくる可能性は高いですね。手ブレ補正、というよりブレ補正の技術はもっともっと進化していくこと間違いはありません。たとえば、メカ式、ソフト式と、高感度高画質化の技術がすすんで、その三つを同時利用できるようになれば、いままで到底金輪際写せなかったような条件でも気軽に写せる可能性も出てくるわけですから、こんなに愉しいことはありません。

2005年11月21日(月) 

2005年11月22日(火) 

2005年11月23日(水) 

2005年11月24日(木) 

2005年11月25日(金) 

2005年11月26日(土) 

2005年11月27日(日) 

2005年11月28日(月) さて、ところでE-500ですが

オリンパス・E-500 + ZUIKO DIGITAL 40〜150mmF3.5〜4.5
 くらくらっと目眩がしてしまうほどの多機能なカメラですね。使うたびに、感動さえします。メニュー画面のあれこれを探っていくとわけの分からない難しい専門用語がたくさん出てきて偏頭痛してしまいそうですが、でも、メニュー画面のそんなに奥底に入らなければ、というよりも、ややこしいメニュー画面を見ずにボディ背面のダイレクトボタン類だけを使って必要な機能だけを選んで撮影しているぶんには、これはこれでとっても操作性の良い、使い勝手の良いカメラです。欲張ってあれこれ難しい設定を選ぼうとしたり、“上級な”ことをやろうと考えなければいいのですね、このカメラは。難しいことはだんだん慣れてきたら、おいおいに試してみればいいのだと思います。




 デジタルカメラの機能について相当の知識のある人でも、このE-500の本格的使いこなしは相当に難しいはずです。だから、エラそうにあれこれ蘊蓄をタレる人に「ほれっ」とE-500を渡して、これはナニ?、これはどうーゆー意味?と尋ねてみるというのもおもしろいでしょうね。E-500の持てる機能を十全に活用して自由奔放に使いこなすことは、おいそれとそうカンタンなことではありません。いわんや初心者をや、です。
 ぼくは、怖いもの見たさに、ついついメニュー画面の奥底に入っていってしまいます。そのたびに、「ほほーっ、そんな機能を持っておったのか、偉いぞ」と感心することしきりなのです。…でも、なんと言いましょうか、不思議なカメラです、このE-500は。

2005年11月29日(火) 

2005年11月30日(水) さて、ところでE-500ですが、もう少し

オリンパス・E-500 + ZUIKO DIGITAL 14〜54mmF2.8〜3.5
 以前もここで少しコメントしましたが、E-500の画質はいいです。素性のいい画質ですね。とくに、高性能なレンズ (つまり高価格のレンズ) と組み合わせれば、いささかびっくりするぐらいの高品質な画像が得られます。高ISO感度ノイズについては、なーんにも文句もありません(あれこれ言うのがおかしい)。オートホワイトバランスがときどき、とっちらかってしまうことがありますが ―― これはE-500の、というよりもオリンパスのカメラの唯一の困った問題でしてぜひナンとか改善して欲しいものですね ―― 測光性能はE-300よりも格段に良くなっています(それにしても初期のE-300の測光はヒドかったなあ)。




 AF性能はまあまあです。可もなく不可もなくといったところでしょうか。ファインダーの視認性は、これは、ほんと良くありません。弁護の余地なしです。ファインダー画像があまりにも小さく見えすぎます。それを大きく拡大して“見やすく”するという別売の接眼アダプターがあるそうですが、ぼくはまだ試しておりません(期待してませんが)。そのファインダーの視認性に比べて液晶モニターの視認性は素晴らしいです。ぼくの知っている範囲では現行のデジタル一眼レフの中では、このE-500のモニターがもっとも優れているでしょうね。ところでオリンパスのカメラと言えば、メディアのこと、xD-ピクチャーカードについて「だからオリンパスのカメラはダメなんだ」なんてめちゃくちゃなことを言う人がいますが、ナニを言っておるか、です。メディアのことなど別にどーでもいいじゃなかいっ、データをきちんと記録できればいいじゃないかと思っていますけどぼくは。

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